2018年08月16日

気概

連日ニュースで報道されている2歳の男の子の救出劇。ボランティアの男性の清貧な態度に君子の気概をみせられました。仕事を辞めてその後の人生を世の中に返していこうという気持ちはこれからのじぶんが通る道として勇気を与えられました。このような考えに到るのは、これまでの人生で祈りと感謝が心の中に有ればこそだと思います。人のせいにせず、自分のことは自分で責任を持って生きること、将来自分もこう生きたいと感じさせるものでした。
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2018年08月15日

雨森芳洲先生のこと

マルカワ味噌の工場見学をさせてもらった後、兄がいる木之本町に移動して一年ぶりに兄と会いました。
今年の4月からこちらに転勤で来ています。
食事をしたり久しぶりに話した後面白いところがあると滋賀県高月町に連れてきてもらいました。
町のいたるところに小川が流れていて水車が勢いよく回っていました。
町の人たちが自分たちで環境整備をして美しい街にしようと努力されているそうです。
しかし韓国語のハングル文字が町のいたるところにで目にします。
不思議に思っていたのもつかの間、まち案内の看板を見て分かりました。

こちらは江戸時代対馬藩に仕えた儒学者雨森芳洲の出身地でした。
文禄、慶長の役で悪化した朝鮮半島との国交を回復させるために朝鮮通信使
外交などに尽力した人物でした。

今でも日韓で年に一度ずつ表敬訪問をして良い交流をしているそうです。

こちらも400年前の人物が未だに尊敬を集め町にその教えが生きている。
中江藤樹先生といい地方の小さな町で今なお光を放っている偉人に尊敬の念を抱きます。
まだまだ知らないことばかり、知らないことを知る楽しさは終わりません。
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2018年08月11日

マルカワみそ見学

2年前からインターネットで手作り味噌セットを購入し味噌を自宅で作っています。何種類か買ってみて福井県武生市にある『マルカワみそ』さんのものが味が口に合っていたので毎回こちらで購入しています。ホームページを見ると無農薬の材料と自宅の蔵の麹菌を使って、安全な食を目指しているとのことでした。帰省に伴い少し足を伸ばして味噌蔵見学をさせていただきました。

社長の奥様が自ら案内してくれました。
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味噌を入れものに詰めているところです。
マルカワさんの味噌は無農薬の豆と米で出来ています。

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蓋には麹菌が呼吸するので空気の出入りを調整できる工夫がされています。

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ラベル張りも手作業です。

こちらは創業100年の老舗ですが、奥様から会社の軌跡をたくさん伺いました。

無農薬原材料の味噌作りは30年前くらいに始めらたそうですが、その当時は全く売れなかったそうです。
生産者の方も無農薬で作ると草むしりや虫の駆除も手作業で手間がかかるり、他の人の田畑にも虫が入っていったりして苦情もあったそうです。更に有機栽培ではないので収穫できる量も少なくなるとのことでした。食の安全を守るのは大変なことです。

無農薬を食べてるから決して病気にならない訳ではないと思います。しかし農薬や化学肥料の何かしらの影響で病気を併発することは誰しも避けたいことです。

前日に見学に行った抹茶の小山園さんもそうでしたが安全なものでないとお客様に提供して、代金をもらうのが申し訳ない。そんな気持ちで仕事をされています。

うちも農家さんから直接野菜を買っています。茨城県のまるさん農園の佐藤さん、大分国東のまるか三代目さんいずれも無農薬野菜を栽培されています。有機肥料は美味しい野菜を作りますが、与えすぎると硝酸態窒素が増えて環境に良い影響を残さない。今すぐという話ではないですが子供や孫の世代の時に良いものを残したいのであらば考えていく必要があります。

茶道は400年以上も続いています。
茶道の歴史を紐解くと伝統をつなげていくヒントがたくさん隠されています。

別々のカテゴリーのことが自分の中でつながっていく。どんな花が咲くのか楽しみにしています。

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2018年08月09日

近江聖人中江藤樹先生A

中江藤樹先生は儒教を生涯通じて学び日常に活かせるように解釈し、それを多くの方に伝えました。当時、儒学と言えば林羅山が有名ですが、日本に合った解釈をして元のエッセンスが失われないように伝えたのはこの方でした。
代表的な考え方に『致良知』(りょうちにいたる)
人間本来の生まれながらに持っている良心に戻るように心を磨くという意味です。

どのよう実践の中から磨いていくかは五事を磨くということがかかれてます。

なごやかな顔つきをし、思いやりのあることばで話しかけ、澄んだ目でものごとを見つめ、耳を傾けて人の話を聴き、まごころをこめて相手のことを思うことです。
 ふだんの生活やまわりの人々とのまじわりの中で、自ら五事を正すことが、すなわち良知をみがき、良知に到る大切な道です。

とても難しい道ですが茶道における和敬清寂の心とも通じる考え方だと思います。

スケジュールをタイトにし過ぎて十分に記念館を回ることができませんでしたが、来年、訪ねたい場所が一つ増えて学べる事に感謝のひと時でした。
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2018年08月07日

近江聖人中江藤樹先生@

滋賀県高島市。人口五万人程の町の中の安曇川町に中江藤樹先生の記念館があります。
この夏ようやく尋ねることが出来ました。

中江藤樹先生のことは内村鑑三の著書『代表的日本人』で知りましたが、何故、内村鑑三が先生を選んだのか本を読むだけではピンと来なかったので今回たずねました。

記念館へ入ると奥から子供達の大きな声が…よく聞いてみると騒ぎ声ではなく『論語』でした。こちらが感心していると学芸員の方が『この地域の小学校では三年生から中江藤樹先生のことを学びます。その一環で素読をしてます』とのこと。

その後、本に出てくる親孝行の話や馬子の落し物を届けて返礼を受け取らなかった話を伺いました。

しかしそれだけでは何故『代表的日本人』に書かれるほどなのかピンときませんでした。
その疑問を解消してくれたのは学芸員さんの話でした。

中江藤樹先生の生きた時代は江戸初期。徳川家康による江戸幕府が開かれてまだそれほどたってません。戦国時代の気風がまだ残っている時代でもありました。そして当時はまだ学問は身分の高い人たちだけのもので、庶民には必要ないと思われていたそうです。そんな中中江藤樹先生は身分の上下に関わらず、自分の学んだことを農民、町人、武士など、分け隔てなく教え、どうしても学問が足りず理解できない人にはその人のために本をカスタマイズしたようです。

学びに身分は必要なく、志のある人には誰にでも教えるスタイルをとった初めての人物だったのです。
これがまたキリスト教信仰をしていた内村鑑三の琴線触れたのでしょう。

そしてここから二百数十年後の明治維新まで脈々と流れが続いているとは思いませんでした。
posted by torianchado at 06:57| Comment(0) | 日記