2018年12月11日

柚子の香り

昔、関西に住んでいた頃に師匠から『柚子の実が黄色く色づき始める頃』に炉を開けて口切をして新しい茶を愉しむ。と教えてもらいました。
今は教室も沢山の生徒さんが来てくれるのでなかなか優雅に茶の湯を愉しむという風な雰囲気が作り出さなく申し訳なく思います。
年の瀬に1年を振り返るのは世の常、例外に漏れず今振り返っています。
今年もステキな出会いが数多くありました。
社中の皆さんまた新しく教室に入ってきてくれた方、それぞれの一年にそれぞれのドラマがあったと思います。
そして冬に入り間もなく暮れていく今年にはもう来年に向けての兆しの種が芽吹いています。せっかく一年という区切りがあるのに、ここで気持ちを新たに来年のための準備や計画、希望目標を持って今からワクワしながら年末を乗り切っていかないと勿体ない。
窓の外を眺めればすっかり葉を落とした冬木のそのちょっと先の方に、中に新しい芽吹きが春を待ちきれずに顔をちらほら出しています。
お茶が言うところの『侘び』はこの表面には見えない内側からほとばしるエネルギーです。

きっと千利休もそのような希望を黒いものや一見地味に見えるものの中に見出したのだと思います。

来年がどんな年になるか楽しみです。

posted by torianchado at 10:15| Comment(0) | 日記