2019年03月20日

茶花 いけばな

先日生け花の稽古の時に話していた話しです。
生け花の先生の美香さんがいつも花を持ってきてくれるのですが、なかなか花の調達も
時期によっては難しい時もあるといいます。
生け花の場合花屋さんで仕入れて買ってきたものの中から、選んで、ある程度決まった型に合うものを選別して
そこから不均等でしかしバランスがいい作品を作り上げていく。

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その中に自然の姿を表現する。

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自然をよく観察し、その姿に近づけていく

一方で茶花は投げ入れといわれる通り作為を考えず自然に咲いている姿をそのまま庭からあるいは花屋さんで探す時からイメージする。そこには床の間の向き花入の形なども考えておかないといけない。

その違いは生け花は花そのものが作品であり芸術であるため花に焦点を当てて生ける。
それに対して茶花はやはり主役はお茶である。花も料理も道具もお茶を引き立てるためのものである。
そして花をいける行為自体はもとを考えると茶事の中立後の後座の時である。
お客さんが露地に出ている間に手際よく花を入れないといけないのであらかじめ花入に合うものを用意しておかないといけない。

どちらも花のある日常を演出し生活に余裕を与えるものです。

このように物事を見てみるのも面白い。
posted by torianchado at 08:59| Comment(0) | 日記

2019年03月12日

セムラのこと

先日稽古のときお弟子さんのナホさんからスウェーデンの伝統的な食べ物『セムラ』をいただきました。
キリスト教の復活祭の前四旬節に入る前にに脂の火曜日があり次の日から復活祭までの間質素な食事をとりキリストの復活を待つ伝統です(現在はセムラだけが残り粗食の習慣はやや形骸化傾向にあるようです)

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見た目はシュークリームのようですがどちらかというとパンに近いです。

伝統は作られた当時は伝統通りに行われていたのでしょうが時が流れ時代が変わると形だけが残り核となる思想だけが残り表立っては別の形をしているものが多いです。
しかし時を経て今を生きる人が一旦その伝統に触れそこに惹かれ始めると、過去の教えや考え方に遡り忘れられかけた核に近づいていく。
そして核心に触れたとき今を生きる人の感覚で核心わ、理解し現代に生かすことができる。
私達が茶道に惹かれるのもそのような理由からでしょう。

posted by torianchado at 10:03| Comment(0) | 日記

2019年03月10日

居場所

長男の中学受験の際たくさん学校の説明会に参加しました。本人の希望で全て男子校。
どの学校でも先生が必ずおっしゃっていたことがありました。
それは居場所についてでした。ほとんどの学校にガンダム研究会または鉄道研究会がありました。
そして先生たちは、このスペースがあることが子供たちの居場所を作っていて学校内の問題の抑制にもなっていると話しておられとても共感を覚えました。人は誰でも何かしらのグループに所属しています。
1人で生きていくのはなかなか大変なことです。

やはり誰かを助けたり助けられたりして世の中ぎ形成されています。
茶道具の取り合わせは色、形、大きさ、形状がなるべく違ったものを組み合わせるのが良いとされています。
バラバラに見えてもまとまっているのです。

個性を認めそれぞれのいいところを引き立て合う方が互いの優位を競い合うよりもよほど生きやすい道だと思います。
争いは比較し合うことから始まります。
自分に自信があれば人と比較しなくても済みます。
そういう心を茶道で磨いていきたいものです。
posted by torianchado at 15:51| Comment(0) | 日記

2019年03月04日

日常と非日常

モノの見方を変えれば知らないことが見えてくる。
土曜日の稽古の時社中のI君から「畳を歩く時なぜ足を擦って歩くのですか?普段歩いてる時に足を擦って歩くうるさいと注意されます」というような質問があった。なるほど、摺り足にしてもお茶を飲む時にたてる音にしても日常ではあまり歓迎されない。しかしそれが茶室になると途端に心地よい音になる。静けさの中での吸い切る音、テンポ良く畳を擦って歩く音。日常のようにたくさんの音の中でのその音は耳障りかもしれない。しかしその音しかない空間では全く別の意味合いに変化する。変化するというか人がそう感じるのである。人は環境によって影響を受ける。良い環境に身を置くように日頃から心がけたいものである。

posted by torianchado at 23:07| Comment(0) | 日記