2019年08月04日

南先生のこと

朝顔に釣瓶取られてもらい水、江戸中期の女流歌人の加賀千代女の歌を思い出す。
そんな夏の日が今日も始まりました。
5年前娘の小学受験があり毎日ように幼い娘が勉強を懸命にしていた。それを全面的にサポートしれくれた恩師は個人で進学塾をされている南先生。とても厳しい指導は親にまで及び、私自身も何度も注意されたりダメ出しされた。先生の指導には愛情があった。大手の塾に経済的にも、本人の性格的にも通えない子供たちを志望校に合格させるのが自分の使命と言っておられた。
娘はあれだけ厳しい指導を受けたにもかかわらず今だに先生となら大変な勉強も耐えられると言っている。信頼関係は親以上と感じる時さえある。

その先生が数年前に病気で入院された。今はもう大丈夫なようだが。
そして知り合いから小学校受験の相談を受けたのでご連絡すると、受験指導をするのをやめたとのこと。
理由は病気の再発があった時に頼ってくれる子供たちの未来に責任が持てないから。
頼りにしてきてくれた子供を路頭に迷わすわけにはいかないとのこと。
涙が出た。自分の子供でもない小さな未来たちに愛情を注げるだろうか。
茶道の指導するときに手本にもさせてもらっている。
情熱をかけて続けてきたことを捨てるのは身体の一部が取り去られるほどの想いだと思う。
その潔さを受け継ぎ教室の指導に当たりたいと思った。

posted by torianchado at 09:33| Comment(0) | 日記