2020年07月11日

夏は涼しさを

裏千家十一代家元玄々斎は幕末期に於いて新しい作法を創造しました。その発想力の先見の明には
畏敬の念を抱き続けています。

水指の蓋を木の葉に変えて夏らしさを演習した葉蓋の点前は特にこの季節には欠かせないものです。
多くの方々知っていることなので今更特筆することでもないのですが、
この点前は七夕の趣向で末広籠の花の落とし筒を使ってお客様をもてなしたことに由来します。

他にも夏には大きな水指を使って水をお客様に見せる平水指、平たい茶碗の中に水を入れてお客様の前で茶巾からしたたる水、建水に流す水の音、井戸から汲んだばかりの水でもてなす釣瓶の水指を使った点前、挙げれば枚挙に暇がありません。

少し不自由なくらいな環境の中でこそ工夫が生まれてくるのです。
posted by torianchado at 13:54| Comment(0) | 日記