2020年12月26日

繋いだ道の先にあるもの

コロナ禍の後、大きく時代が変わると思います。
これからやっていきたいことを明確にしていくと自分のやるべきことがみえてきました。

来年は茶花クラスを始めることにしました。きっかけはお弟子さんが、『先生、茶花を習いたいんですけど、先生は教えないんですか?』と言われたことがきっかけでした。

茶花は誰かに教えてもらったわけでもなく修行時代の経験を通して学びました。
家元もいなければ、型もあるようでないようなそんなふうに捉えています。

教えながら学んでいきたいと思います。

カレークラス
去年からコロナが蔓延するまで代官山で鎌倉アナン邸のメタバラツさんから1年半ほどカレーを教わりました。
ただ作るのではなくインドの話、スパイスの使い方の基本を学びました。
完全に趣味の域ですが、最近春夏秋冬の塩を紹介してもらったので、そちらの塩を使いたいと思います。カレーの味は塩が決めテ。美味しい塩をつかえば美味しくなります。

動画で講座開設
テーマは決まってないですが、利休百首、棗にお茶を入れる、水屋の準備、炭の組み方、英語茶道など自分の体験なは基づいた話を配信できるようにしたいと思います。

それ以外に灰形クラス、茶事、やりたいことは盛り沢山。

楽しむ!これに尽きるかなと思います。

posted by torianchado at 12:44| Comment(0) | 日記

2020年12月24日

夜咄茶事

12月22日冬至の翌日は何か新しい時代に変化するという話がちらほら耳に入る。
目に見えない、しかしたしかに在るもの。それが人の心、そしてその心に風を起こすそれが茶事。

茶道は実践哲学と千玄室大宗匠はよく言っておられる。先ずは自らやってみなさい。『それから』、『昔は』はないのです。今やって、また次の今、常に過去、未来より今、それ以外はないのです。

今まで蓄えて来た知識、情報をそろそろ実践にうつして知恵に変えていく。

そんな思いで茶事を行ないました。

客は全員邂逅の出会いをした友人たち。
一座建立…昔の人はこんな気持ちだったのだろうか、しかし自分がどう感じて、どう動いたかは明確に記憶に刻まれます。足りなかったこと、良かったこと、次の茶事に活かしたい。

お茶の『おもてなし』は茶事にありです。

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待合

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手焙

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待合掛 邂逅 小鍛冶元慎和尚筆

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露地 心が露わに

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灯籠

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本席 日々是好日 後藤瑞巌老師筆

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迎付

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炭手前
posted by torianchado at 14:58| Comment(0) | 日記

2020年12月23日

花月(七事式)

今週は七事式の稽古週です。
江戸時代の元禄時代に家元制度が作られ、景気が良く茶道を嗜む人が増えそのために作られた今風に言えばグループレッスンです。
畳を歩く足の運び、花を入れる、炭をつぐ、香を炷く、基本動作を効率よく学ぶことができます。
茶道は学ぶことが多くあります。一つを極めようとするとそれだけど数年かかることもあります。

茶の道は辿るにひろし武蔵野の 月も住むなる奥ぞゆかしき

六閑斎のこの歌にこめた茶の湯の奥深さ、広大さをお茶を学べば学ぶほど誠に考え深いものだということがわかります。



posted by torianchado at 17:10| Comment(0) | 日記

2020年12月08日

お茶の効能

いつ、誰が発言したのか確かなことはわからないのですが、薬として古くから人々に飲用されてきた飲み物であることは確かです。
古くは唐の時代、中国の南部原産の茶の木は『南方の嘉木』と言われ広く飲まれていた。
また日本には当時の留学僧が持ち帰り栄西によって『茶は養生の仙薬なり』と紹介されている。

数日前のニュースで奈良県立医大の矢野寿一教授の研究で市販のお茶でコロナウイルスが試験管の中でのことではあるが1分で最大99%無害化したと報じられた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f718f16a401a6646cfae00ba214bd50f8934de11

おちゃに含まれているカテキンが抗菌作用があることは研究されてきていて、インフルエンザの予防にも一定の効果があると言われている。

科学がまだ進歩していない昔から人々の暮らしの中で根づいていて、
お茶は身体に良い効果をもたらすことはわかっています。

そして現代において科学でもそのことが立証されたのは素晴らしいことです。

毎日お茶を飲もう!今も飲んでますが^^

posted by torianchado at 22:01| Comment(0) | 日記

2020年12月07日

寺子屋

『教室』と言う響きに多少の違和感を覚えていました。
教えてることはお茶の作法ですが、茶道は人の道を教えます。千家流なので、千利休のお茶のスタイルですが
利休が生きていた時代に利休が考えて、理想をもって作り上げた当時の新しいスタイル。
憶測ではありますが数少ない資料の中で利休の考えを読み解きながら同じ気持ちになったつもりで考えてお茶から学べる人生観を人に伝えたい。そんなことを考えてお茶を教えています。

1番の大きなポイントは人の心に沁みる利休が考えたと言われる工夫です。

躙口ではみんな頭を下げないと茶室に入れない。

刀を刀掛けに置いてから茶席に入る。

中国産の高級な道具から国産の道具の起用。

文字に表せないことをあえて書き残さないスタイル。
(こちらはお茶を修行すればするほど少しずつ紐解けていきます)


乱世をどう生き抜いたかなど…

今の現代も混乱した世の中です。

お茶を通じてたくさんヒントがあります。
でも実践しないとわからない、伝えられないことばかりです。

posted by torianchado at 18:26| Comment(0) | 日記