今日は奥伝の稽古をつけていただきました。
予習もなしで臨んだ結果、かなり苦戦しました。
稽古をしながら習い初めの頃は気持ちはどうだったのだろうと、ふと考えてみました。
27歳の時に非日常を求めて選んだのが茶道でした。稽古に行くと毎回社中の先輩の方が色々教えてくれて割稽古
をしてもらい先生から話を色々聞いて、茶道が日常からはなれた位置にあり、またそういうものだと
教えてもらい楽しく学びました。
これから20年以上経った今も師匠のところに通い、自分を磨き手前を直されたり周りの先輩達に教えてもらったりしながら続けています。
歳を重ねるごとに指導される側から指導する側になって人から注意されることも少なくなり自分を謙虚に導くのは自分自身の心の持ち様ということがだんだんわかってきました。
いつも自分に陶酔することなく覚めた心で物事を見ること、素直な心のになるとたくさんの情報にも惑わされることも少なくなります。
道具を置く位置、花を入れる時も小さな決断の連続です。
失敗しても稽古だから何度でもやり直せます。
失敗をしないことより失敗しても素直にそれを受け入れ、至らないところは謙虚に認めて
もう一度できるようになるまでやることです。
修行時代、大宗匠が講習会などで『稽古は恥かき道場だからどんどん恥をかいていい、恥をかくことを怖がってはいけない』と話されていたのを覚えています。
恥ずかしい思いをしたことがあるから人の気持ちもわかり、失敗した人のことを笑ったりすることもなくなります。
そうして人間として少しずつ成長していくのです。
稽古中にふとそんなことを考えていました。
2021年03月24日
初心の心
posted by torianchado at 17:58| Comment(0)
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2021年03月23日
子供クラス(子供茶道教室)
子供クラスを始めてもう10年位経ちます。小学生は中学生になり、高校生になり成長したみんなの姿を見ていると
年月の流れの早さを感じます。
先日は「日日是好日」について話してみました。
どんな一日でも自分にとって大切な一日。だからこそ今日を一生懸命にいきましょうと。
思い通りにならないときもある。けれどそういう時でもそこから何か学べる人であってほしい。
お稽古の時間も人生の中でかけがえのない時間です。大切にしましょう。

割稽古と盆略点前のクラス





小学生中高学年、中学生クラスは薄茶の点前も上達しました。

いつもいい日でありますように。
年月の流れの早さを感じます。
先日は「日日是好日」について話してみました。
どんな一日でも自分にとって大切な一日。だからこそ今日を一生懸命にいきましょうと。
思い通りにならないときもある。けれどそういう時でもそこから何か学べる人であってほしい。
お稽古の時間も人生の中でかけがえのない時間です。大切にしましょう。

割稽古と盆略点前のクラス





小学生中高学年、中学生クラスは薄茶の点前も上達しました。

いつもいい日でありますように。
posted by torianchado at 08:46| Comment(0)
| 日記
2021年03月14日
茶花稽古
昨日は3回目となる茶花クラスの稽古でした。
今月は三寒四温の時期で日に日に暖かくなってきました。いつも花をいただく花長さんでも、椿の花はだんだん少なくなり、風炉の草花の『都忘れ』がすでにバケツに入っていました。
今回は『貝母百合』『菜の花』を主にして添える枝ものは『桃』『連翹』『木倍子』『花蘇芳』を使うことにしました。
通常花を選ぶ時、茶会であれば床の間の掛軸の表具の色、花入の色や形に合わせ、季節を考えて、客層を考えてから入れる花を選びます。この時が一番楽しい瞬間でもあります。
また茶事であれば、その季節の花の中から、招いたお客様のことを考えながら選びます。
茶席の中で招く人と季節を共有しその人が好きかもしれない花を選んだり、イメージしたりして決めます。
このように日常生活の中で人を招いたり招かれたりするとき、花がさりげなくいれてあるだけで気持ちが潤います。茶花もお茶の一部で相手に対する想いから飾ることをします。
また二つある花の中から、どの部分を取るかという選択に迫られることが多々あります。
これは、迷いを減らす良い訓練になると思えばとてもためになるのではと思います。
茶花ひとつ取っても楽しみ方は色々。
見方を変えれば見えないものが見えてきます。





今月は三寒四温の時期で日に日に暖かくなってきました。いつも花をいただく花長さんでも、椿の花はだんだん少なくなり、風炉の草花の『都忘れ』がすでにバケツに入っていました。
今回は『貝母百合』『菜の花』を主にして添える枝ものは『桃』『連翹』『木倍子』『花蘇芳』を使うことにしました。
通常花を選ぶ時、茶会であれば床の間の掛軸の表具の色、花入の色や形に合わせ、季節を考えて、客層を考えてから入れる花を選びます。この時が一番楽しい瞬間でもあります。
また茶事であれば、その季節の花の中から、招いたお客様のことを考えながら選びます。
茶席の中で招く人と季節を共有しその人が好きかもしれない花を選んだり、イメージしたりして決めます。
このように日常生活の中で人を招いたり招かれたりするとき、花がさりげなくいれてあるだけで気持ちが潤います。茶花もお茶の一部で相手に対する想いから飾ることをします。
また二つある花の中から、どの部分を取るかという選択に迫られることが多々あります。
これは、迷いを減らす良い訓練になると思えばとてもためになるのではと思います。
茶花ひとつ取っても楽しみ方は色々。
見方を変えれば見えないものが見えてきます。





posted by torianchado at 07:38| Comment(0)
| 日記
東籬庵カレー教室
茶道は総合文化です。稽古をしてお茶が身に付いて、お茶が生活の中に生きてくる。お茶を通してよりよく生きること、それは食生活にもいえることです。身体に良いもの、害の少ないものをいただく。心も体も健康に生きることは心身ともに整えるということです。茶道で心を整えて、食事で体の健康を守る。
現在縁があって、指導いただいているブランディングのプロフェッショナル刈谷裕子先生のご縁で『カレー教室』を開催、いつも料理に使っている塩を販売されているcoyoriさんという会社のみなさまにお付き合いいただきました。
今回は白い色のカレーを作りました。
そしてご飯はこれから旬を迎えるむぎを3種類混ぜた麦ご飯。
サラダもヨーグルトに野菜を混ぜこんだものを作りました。
旬、季節感、彩り、全てを含め食事をいただけることに感謝して


現在縁があって、指導いただいているブランディングのプロフェッショナル刈谷裕子先生のご縁で『カレー教室』を開催、いつも料理に使っている塩を販売されているcoyoriさんという会社のみなさまにお付き合いいただきました。
今回は白い色のカレーを作りました。
そしてご飯はこれから旬を迎えるむぎを3種類混ぜた麦ご飯。
サラダもヨーグルトに野菜を混ぜこんだものを作りました。
旬、季節感、彩り、全てを含め食事をいただけることに感謝して



posted by torianchado at 06:50| Comment(0)
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