最近SNS用に写真を撮ることが増えてきました。写真はフレームワーク、上手なら方の写真を見ると本当に実際に見てるかのように綺麗だなと思います。
今日、井戸茶碗の写真を撮った時に古帛紗を色々引っ張っりだして合わせてみました。選んだのは黒基調の角龍金襴でした。忘れたわけではなかったのですがこれは裏千家学園卒業の時に鎖大師青蓮寺の服部全志くんにいただいたものでした。僧侶というより本当に明るくて頼りになる親友で将来はその世界で中心的存在になる人物でした。
数年前SNSで突然天国へ旅立ってしまい、本当に心細くもう少し連絡を頻繁にとっておけば良かったと悔やみました。
その後服部くんのお姉様が彼のSNSのページを引き継いでくださいました。
彼とは今もどこかでつながっています。
この古帛紗を選んだのもきっと、彼が今も『親友だろ!俺のこと忘れてないか?』と思い出させてくれたんだろうと思います。
『塵外清楽有』好きな禅語の一つです。忙しい中にも楽しみや安らぎを見つけられる『童心』を忘れずに生きていきたいです。
2021年04月27日
人のつながりを大切に
posted by torianchado at 17:32| Comment(0)
| 日記
2021年04月15日
伝統の発酵食品ミキ
地球上に生を受けて生命活動をする、これが生きるということです。
様々な人と出会い、離れ、化学反応をおこしながら人は影響を与え合い生活しています。
誰もが健康で長生きできる生活をしたいはずです。しかし生活のためになかなか思うようにいきません。明日のことはわからないかもしれません。それなら出来るだけいいエネルギーを摂って生活したいものです。
今日は奄美大島の伝わる米とサツマイモを使った伝統食のミキの講座を受けてきました。
講師は松野薫子先生全国にミキを普及する活動を行なっておられます。
古事記の話から,宇宙エネルギー、腸内環境、ミキの作り方
もう盛りだくさん過ぎて頭がパンクしそうでした。
ミキのいいところは普段使ってる食材,サツマイモとお米だけで作れるところです。
他は何も要りません。温度計が有ればなお良しです。
ミキの元々のすがたは口噛み酒です。
縄文時代の神職の女性が神に捧げるために作っていたものにルーツがあります。
今回作り方を教わりましたが,とても興味深いのは
米を研ぐところからとても静かに行なうということでした。
所作と先生はおっしゃってましたが、所作を整えるのは自分を整えること。
この一言は心の中でさまざまなものが繋がりました。
禅宗における清規、お茶の作法、喫茶去 お茶を飲むことはペットボトルで飲むのとは違います。整えるための作法があるから人はそれに惹かれ学びます。
利休のお茶の道も全て目に見えない何かに繋がり自分は何者でどこから来て、何の目的でこの地球に生を受けたのか知るためにあったのだと思います。
posted by torianchado at 08:40| Comment(0)
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初めから
コロナ禍の去年思ったことがあります。
コロナ前の世の中はある意味飽和状態に近かったのではないかと思います。
それがある意味弾けてバラバラになってしまった。
コロナ禍の現代にいる自分にはそのように感じます。
今まで当たり前だったことは全てパズルのように努力によって繋がっていたもの。
これほど脆く崩れ去るとはいえ夢にも思いませんでした。
しかし地球に生きる生き物はいつも環境の変化に応じて変化して進化して生き残ってきました。
人間は考えることで進化してきました。
経済活動は生きるために必要な人間の行動です。
それを今の状況に合わせて工夫して生きていく。
今まで積み上げてきたコト、モノを生かしながら融合させていく。
そういう活動があちらこちらで見られます。
これこそが知恵であり、人が生きていることを証明する出来事だと思います。
そしてその活動に人の生命の美しさを感じるのです。
お茶をしていると全てのことのつながりを深く感じることができます
コロナ前の世の中はある意味飽和状態に近かったのではないかと思います。
それがある意味弾けてバラバラになってしまった。
コロナ禍の現代にいる自分にはそのように感じます。
今まで当たり前だったことは全てパズルのように努力によって繋がっていたもの。
これほど脆く崩れ去るとはいえ夢にも思いませんでした。
しかし地球に生きる生き物はいつも環境の変化に応じて変化して進化して生き残ってきました。
人間は考えることで進化してきました。
経済活動は生きるために必要な人間の行動です。
それを今の状況に合わせて工夫して生きていく。
今まで積み上げてきたコト、モノを生かしながら融合させていく。
そういう活動があちらこちらで見られます。
これこそが知恵であり、人が生きていることを証明する出来事だと思います。
そしてその活動に人の生命の美しさを感じるのです。
お茶をしていると全てのことのつながりを深く感じることができます
posted by torianchado at 07:59| Comment(0)
| 日記
2021年04月14日
茶花教室
今回で4回目となる茶花教室。目的は実際、自分で茶事や茶会でお花が入れることを想定して花入,薄板、花を自分で選んでもらうことにしました。
茶会で花を入れる時
花入を決めることから始めます。
色、素材、高さ、大きさを確認しておきます。
そして床の間のどこに花入を置くのか
向きはどっちに向けるかなどは事前に確認ご必要です。
そのあと薄板(籠花入なら板を敷かない)を確認してそれから床の間に先ずしつらえます。
花入の種類によって飾る場所が変わるので確認してから花をいれます。
花は床の間の方へ少し向けるようにして1種類か2種類軽く入れるようにします。
籠の花入で大きいものには3から5種類入れても良いとされています。
後は床の間とのバランスを見ながら、実践あるのみです。

都忘れ 白山吹 備前三角

卯の花 都忘れ 竹一重切

芍薬 胡銅龍耳花入
茶会で花を入れる時
花入を決めることから始めます。
色、素材、高さ、大きさを確認しておきます。
そして床の間のどこに花入を置くのか
向きはどっちに向けるかなどは事前に確認ご必要です。
そのあと薄板(籠花入なら板を敷かない)を確認してそれから床の間に先ずしつらえます。
花入の種類によって飾る場所が変わるので確認してから花をいれます。
花は床の間の方へ少し向けるようにして1種類か2種類軽く入れるようにします。
籠の花入で大きいものには3から5種類入れても良いとされています。
後は床の間とのバランスを見ながら、実践あるのみです。

都忘れ 白山吹 備前三角

卯の花 都忘れ 竹一重切

芍薬 胡銅龍耳花入
posted by torianchado at 05:36| Comment(0)
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2021年04月04日
天与童心
シャボン玉飛んだ屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで壊れて消えた…
幼い頃から今までずっと耳にしてきた名曲、常々考えるのは人にとっての癒し、ほっとするひとときをお茶でどう表現したらいいのか。
この答えを求め明治の童謡作家のことを調べたことがあります。高野辰之先生、中山晋平先生、そして今回の野口雨情先生。
今回は五浦を訪ねたのですが、野口先生もこの地の出身だと聞いて心が躍りました。
雨情記念館の中へ入ると展示室の入口のところに『天与童心』と書かれていました。
子供の心、それは疑う事なく、目をキラキラ輝かせる素直な心。
歳を重ねるにつれたくさんの経験を豊富に積んで深みを増していくのが人間、その一方で薄らいでいくのが童心。しかし豊富な人生の経験は他者を助け支えることができ、童心は人を安心させ心穏やかにしてくれます。
大人になってもいつまでも童心を忘れないでいることは可能です。
それは打ち込める大好きな何かがあること。
日常を忘れて打ち込めることそれがあれば童心は保てます。
茶道の中で常々この童心を稽古に、そして茶事にいかせることができないか模索していました。
今回の五浦訪問で野口雨情先生の生家が公開されていました。
中で上品な女性が雨情先生について詳しく教えてくださいました。
帰りに写真を一緒に撮らせていただきました。

野口不二子さん
野口雨情先生のお孫さん
今も野口雨情先生のことを全国で講演されています。
お茶も嗜まれていると伺いお茶と童心が何か関係していて今回の開講につながったのだと確信しました。
いつも心の目をキラキラさせて、二度と戻らない一度きりの人生を楽しもう。
大学時代の恩師、田中四郎先生の言葉がふと頭の中にうかびました。
幼い頃から今までずっと耳にしてきた名曲、常々考えるのは人にとっての癒し、ほっとするひとときをお茶でどう表現したらいいのか。
この答えを求め明治の童謡作家のことを調べたことがあります。高野辰之先生、中山晋平先生、そして今回の野口雨情先生。
今回は五浦を訪ねたのですが、野口先生もこの地の出身だと聞いて心が躍りました。
雨情記念館の中へ入ると展示室の入口のところに『天与童心』と書かれていました。
子供の心、それは疑う事なく、目をキラキラ輝かせる素直な心。
歳を重ねるにつれたくさんの経験を豊富に積んで深みを増していくのが人間、その一方で薄らいでいくのが童心。しかし豊富な人生の経験は他者を助け支えることができ、童心は人を安心させ心穏やかにしてくれます。
大人になってもいつまでも童心を忘れないでいることは可能です。
それは打ち込める大好きな何かがあること。
日常を忘れて打ち込めることそれがあれば童心は保てます。
茶道の中で常々この童心を稽古に、そして茶事にいかせることができないか模索していました。
今回の五浦訪問で野口雨情先生の生家が公開されていました。
中で上品な女性が雨情先生について詳しく教えてくださいました。
帰りに写真を一緒に撮らせていただきました。

野口不二子さん
野口雨情先生のお孫さん
今も野口雨情先生のことを全国で講演されています。
お茶も嗜まれていると伺いお茶と童心が何か関係していて今回の開講につながったのだと確信しました。
いつも心の目をキラキラさせて、二度と戻らない一度きりの人生を楽しもう。
大学時代の恩師、田中四郎先生の言葉がふと頭の中にうかびました。
posted by torianchado at 08:59| Comment(0)
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