2021年07月29日

ぼんやりしてること

好奇心、知識欲は人の心に波を立たせ行動に駆り立てる。昔地元にいた頃師匠から『大疑団』を持って生きるように教えられました。常に自分に『これでいいのか』『もっと良くなる方法はないか』心の扉に語りかけること、そうすると常に『知りたい』ことご湧き出てきます。
性格もあるのか、あまり物事をはっきりさせたり、白黒つけたりするのが苦手です。
その場で解決しないことも出来事の大きさによって多々あります。そういう時は『少し寝かせておく』必要があります。お茶は思いやりを教えています。いつも思いやりが先に立つように努めていても、時には思いやる気持ちが至らないことで誤解をしたり、させてしまったりです。そういう時生あまり答えを急がず時間をかけていいこともあると思います。物事を多面的に見る、思いやる、そうすれば少しは相手の立場にも立って考えることができると思います。師匠には色々教えてもらいました。『君は人に可愛がられる人格になるんだぞ、いつも謙虚に』
簡単にできることではありませんが、できるだけ、そうありたいと考えています。
今はインターネットですぐに欲しい答えが得れます。しかし、それは誰かの意見です。自分の決断を他人の意見を安易に選んで自分の意見としないように心がけていきたいです。最近、ついつい考えることをせずにネットで見つけた答えを使ってる自分に反省の意味を込めて。
posted by torianchado at 11:07| Comment(0) | 日記

2021年07月23日

子供クラス稽古風景

月2回子供クラスの稽古をしています。
お茶にはルールが沢山ありますが根底にあるのは思いやりの心があり
『お先にどうぞ』という譲れる心を養うことができます。
今回はグループで行う花月という稽古をしました。5人で札を数回引いて当たった役割をこなすというもので、
座る場所、当たった役割によってさまざまな動きをするものです。臨機応変の対応力がついて頭の体操にもなるので面白いものです。
稽古はあくまで作法を稽古するのが基本ですが、発送を転換すればいくらでも現代社会の中で生きる知恵に変わります。
考え方は教える側次第です。
また、稽古ではなくどんどん失敗して間違えば良いと思います。鵬雲斎大宗匠がよく『茶は恥かき道場だからどんどん間違えなさい、そつなくその場をやり過ごしても身にはつかないよ』とよくおっしゃってました。
また、いつまでも初心者のままではいけないとも思います。気持ちは楽ですが、いつまでも身につきません。
子供クラスのみんなを見ていると楽しく失敗してます。教えていくことも初心者相手は楽ですが、自分を高めるためにはどんどん経験者の方にも教えていくことで自分も高めていけます。

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2021年07月18日

系譜のこと

コロナ禍前に長野県伊那市の常圓寺の角田隆真さんと利休、六祖慧能の話で盛り上がったことがありました。
六本木にあった彼の先輩の鹿持渉さんの作る茶懐石をいただきながら、伝説の創られる過程について話し合いました。伝説自体、真実かどうかという事を議論することは重要ではありません。
なぜその伝説や伝承が創られ語り継がれるのかという事を考えると人の営む社会とはどういうものなのかが見えてきます。伝説の人物に繋がりを持つこと。団体を運営していく中で核となる考え方を中心におくことは不可欠です。そのためのブランド作りを後世の人が行い営んでいく。突出した偉才を持つ人物との繋がりがあるというのは正当性を主張するのに大変効果があるからです。
人の心は落ち着かない不確かなものです。だからこそ安心できる材料が必要なのです。安心は人間が生きていく上で大切なことです。安心できるからこそ人にも優しくなれるのです。自分で考え実践して行動する。それによって安心は得ることができます。
お茶を学ぶとそんなこともわかるようになってきます。
皆さんもぜひお茶を学んでください。
posted by torianchado at 21:02| Comment(0) | 日記

難しいことはさておき

あれも知りたい、これもやってみたい、そんな単純な気持ちでいいのではないか。そう思う。自分のしたい事をただ楽しむ。誰にも迷惑かける事なく周りの人も幸せになるようなそんな事をしながらまいにち生きていけたら幸せ。自分のやりたいこと、知りたい事を整理してみると、楽しくなる。大切なことは自分で考えて行動すること。
落語を毎月楽しみたい、能を可能な限り鑑賞したい、料理を習いたいと思えるくらい尊敬できる人ができたから料理を習いたい。日本全国行きたいところが沢山ある。自分の目で足で確かめたいし、感じたい。頭の中でごちゃごちゃ考えるより行動すること、自分で見たり体験したことでしか本当のことはわからないから。インターネットで情報を得たらそこで満足するのではなく、体験していこう。ほんまのってそういうものだろう。そうすれば自ずから周りにはそういう人が集まるだろう。難しいことはさておき、行動しよう。すぐ目の前に見つかりそうな大切なコトを探して
posted by torianchado at 00:04| Comment(0) | 日記

2021年07月15日

窮屈な中で

IDマーク、password何度も何度も間違えて使えなくなったり、そのたびにメールを開けて、最後は電話で1時間かけて問い合わせる。便利さや性能の高さを得るためには忘れっぽい自分にはなかなか手間がいることです。
点前作法でも本やSNS 、mediaさまざまなものに答えが散らばっています。その中から正しい答えを見つけ出すのにまた時間がかかります。
自分は最近まで裏千家学園で学んだこと、師匠に教わったことをベースに稽古を教えていますが、やはり新しい家元になって作法の変わったところなど小さなことですが自分の中のにアップデートして落とし込まないといけないと思っています。家元が継承された後、裏千家のWEBサイトに家元の一問一答と題してさまざまな疑問に答えられています。お家元はご自分で全て答えを載せられています。
しかし最近まで存在は知っていてもそのページを開く事はありませんでした。
茶道の作法は家元が継承されるたびにすこしずつ変わるところもありますが、変わるところは変えても点前作法に差し障りのない部分、一度しっかり目を通して習いにくるお弟子さんに伝えていきたいです。
posted by torianchado at 22:00| Comment(0) | 日記