2022年06月30日

夏休み未就学児体験日程

目黒東籬庵茶道教室では夏休み期間中未就学児の方対象に体験教室を開催いたします。

ご興味がある方はどうぞお問い合わせくださいませ、

日時
7月26日 
9時30分〜10時30分
11時〜12時
各3名

体験内容 茶室への入り方、おじきの仕方、お点前(盆略点前)、お菓子のいただき方 お茶のいただき方

費用3000円

参加ご希望の方はホームページのお問い合わせのページからDMくださいませ。
posted by torianchado at 09:06| Comment(0) | お知らせ

庭園美術館親子茶道体験(お客様編)

6月25日は東京都庭園美術館で初めてとなる『親子茶道体験』のお手伝いをしました。
普段は重要文化財で入ることができない美術館の茶室『光華』。
冷房もなく昔の生活はこのようだったのだろうと思わせる体験となりました。とても暑かったということです(^_^;)

茶道の稽古は点前の稽古に重点がおかれますが、茶室の中での客の所作については稽古をすることが
少ないのが現状ではないでしょうか。

亭主ぶり、客ぶりはどちらも茶道人としての力量が問われる部分で有ります。
稽古で主客の役を演じるのはなぜでしょうか。

稽古は本当の茶会、茶事に備えるための稽古である方が望ましいのです。
習い事として通う事で日常から離れた時間を過ごすことはできますが、お茶をもっと楽しめるのは
『茶事をする』『茶会をする』お互いに招き招かれできる茶友がいること。
毎回道具が新しくならなくても、メンバーが変わらなくても会を重ねるごとに歴史ができて
無常の世の中で同じ時間を共有することはとても心が豊かになっていきます。
人が生きるのは自分の足りないところに気づいて
それを克服して昨日より今日明日へより成長するために生きているのです。
自分はお茶を人生の指針にして生きる生き方を選択しましたがとても人生が豊かになりました。
そんな茶道に対する思いと情熱を持って今日もお茶をしています。

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posted by torianchado at 08:56| Comment(0) | 日記

2022年06月23日

茶会

昨日は午前中9月18日に茶会をする新宿御苑へ、午後からは土曜日に初心者向けの茶会を行なう東京都庭園美術館へ打ち合わせに伺いました。
庭園美術館の方との話で興味深い話がありました。
茶道部の高校生との企画ができないかとの話が出た時、部活動の熱量についてですが
運動部や吹奏楽部などは大会があり競争相手がいるので学校によっては熱中して盛り上がるところがありますが
茶道は競争ではないのでのんびりしてるところが多いような雰囲気を感じるとのことでした。

確かに平和な習い事であり、熱く盛り上がると言うよりは自分の内面への
アプローチが多いのですが、その一方で相手がいないと成り立たない道でもあります。

誰かをもてなす練習の一部が稽古ですので基本は稽古をするので良いのですが、競争の大会などはありませんが
お茶の稽古の発表の場は簡単なものは茶会、本格的なもの茶事です。
私のような茶道の教授者は責任として茶会や茶事を主宰していく責務があるのです。
プロとしてしっかり教授者としての自分の役割を果たしたいです。

posted by torianchado at 07:55| Comment(0) | 日記

2022年06月10日

いつも新しい気持ちで

今日はwabunka体験の日でした。正客に座ってくださるAさんは今回で3回目、お話がとても上手で、客ぶりが見事な方。毎月取り合わせを変えて、料理も変えて季節感を考えながら短い時間ですが共有できることが大きな学びにつながります。茶会、茶事を主宰してうまくいくこと、反省することがたくさんあります。でもやった分だけ自分の糧となりお茶の道に生きる者としては大きな喜びになります。27歳の時にお茶に出会って一生お茶で生きていきたいと決意して20年以上経って茶道家として生きていることができます。
お茶を始めた頃から教室のあり方も様変わりしてきました。新しいスタイルも生まれてますます裾野は広がっているのでとても嬉しいことだと思います。目新しい情報もSNSを通じて毎日のように入ってきます。
そんな中茶道家を目指した頃を振り返って、静かに考えてみると時代が変わっても学んだ頃のお茶がやっぱり一番素敵でしっかり基礎に基づいていて自分にはしっくりきます。
何百年も続いてきた伝統ある道があるからこそ茶道が楽しいのです。
目新しいことに次々と気移りするのは自分の性格には向いてないようです。
キラキラしたSNS上の世界も悪くないけれど
茶道家として茶道を生業として生きていきたい。
それが自分の道だから。
posted by torianchado at 16:13| Comment(0) | 日記

2022年06月05日

普段通りのこと

訳あって今週の稽古は1人でみています。お弟子さんは同じように稽古に来てくれます。
稽古の基本は『最初の準備と後片付け』です。点前に必要なものを使う順番に並べて使い終わったものから順番に片付けていく。稽古は準備して先生に挨拶を済ませて終わって片付けはまでが稽古です。
点前はほんの一部のこと。
点前は古くは建前と書いていたそうで見せる要素が強かったのです。
できるだけ少ない人数で多くの準備に携わると点前、水屋の力がついてきます。
他の方と使う水屋は個人個人で手際よく綺麗に使うことが大切です。
また1人で抱え込んまずに他の方と協力することもとても大切です。
手際よくしながら周りにも心を配れる心配りの訓練の場です。
最近はお弟子さんの人数も多くなりなかなかゆったり稽古ができませんが、少ない時はゆったり
した気持ちで稽古を見るようにしています。
目立つことや気を衒うこと目に見えることだけにとらわれると心を働かさせ考えることも少なくなってきます。
だからこそ稽古に来て思いやることを学ぶのでしょう。

お茶は本当に大切な人生のエッセンスを与えてくれます。
posted by torianchado at 00:28| Comment(0) | 日記