2014年06月18日

私のお茶

もう10年近く前になりますが上京して間もない頃、ある人から『京都でしていたお茶の仕事をずっと続けていきなさい。必ず道は開けてくるから』と励ましをいただきました。まだ今の家にも住んでおらず右も左も分からない時で30歳半ば転職にはギリギリの年齢だったので、自分はお茶は趣味程度で続けるようにして家内が茶道教室をするのサポート程度と考えていました。しかしお茶を続けることを進めてくれた方は『お茶を生業とする人生が一番適性、あなた自身も家族もその方が幸せ。他の仕事を一時的にしたとしても必ずお茶の先生になりなさい』と言われました。そして今、やはり茶道のある人生にもどっていました。沢山の生徒さんに支えられてここまできました。この先も精進を続けより良い教室にしていきたいです。どんな仕事でもやはり誰かの役に立つから成り立つものです。茶道を教える仕事も誰かの役に立たないといけないと思います。どうすればお茶を持って人の役に立てるようになれるかずっと考えていましたが答えは身近にありました。京都修行時代、大徳寺のお寺に法要などでお世話になった時『看脚下』と下駄箱に書いてあったのを覚えています。自分にとっての指月は15代家元鵬雲斎宗匠の『一碗からピースフルネス』でした。この道が自分の天与の道だと確信したのですが実は大学時代にすでにこの事を示されていたのに最近ようやく気がつきました。自分の通っていた大学の入口には『PAX MUMDI PER LINGUA』(言語を通して世界の平和を)と大きく書いてありました。これがLINGUA(言語)にCHADO(茶道)がプラスされたのでした。お茶と英語を持って世界の人々と良い関係をつくることが自分の使命だと思います。不惑の四十は半ば過ぎましたがこれを目標に自分を磨いて行きたいと思います。生徒さんと共に
posted by torianchado at 11:18| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: