2014年07月18日

喫茶去(きっさこ)

先日東京茶道会館へ国際茶道文化協会の行事に参加しました。最後に国際茶道の先駆者である森宗明先生のお茶席に入りました。床の間に『喫茶去』の掛軸がかかっていました。まぁお茶でも一服飲んでくつろぎなさいという意味ですがなかなか難しい教えです。仕事が煮つまったとき大抵の場合夢中になって周りの事がみえません。そんなときは自分を客観的にみる事が大切です。心まで夢中に持って行かれると忙しくなります。忙しいは『心を亡くす』と書きます。夢中になりつつも夢中になってる自分を客観的に見れるのが良いと思います。そのためには喫茶去が表すように『まぁお茶でも飲みなさい、落ち着いて』の気持ちを持つと一瞬クールダウン出来ます。この言葉が自分に染み込んできた時、お茶が実践に活かされてきたという事です。心のクセを治すのは時間がかかりますがかならずより良い人生が歩めるものだと信じております。
posted by torianchado at 17:18| Comment(0) | 禅語
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