2016年02月14日

代表的日本人

土曜日に子供の通う学校の父親のための講座がありました。今回は明治を代表する宗教家『内村鑑三』の話が出ました。初めて知りましたが岡倉天心『茶の本』新渡戸稲造『武士道』内村鑑三『代表的日本人』は原本が英文であるということです。明治維新後一気に西洋文明を取り込み、江戸時代まで文化、技術を輸入してきた中国と戦い日清戦争に勝利し、日露戦争へと突き進む国のあり方に本来の日本人とは何かということに疑問を呈したものでもあったようです。内村鑑三のもう一冊の著書『後世への最大への遺物』にもありますが人として後に続く人へ何を残せば良いかということの答えがそこに書いてあります。それは生き様を見せそれが次世代へ伝わる最大の遺物だと言います。『代表的日本人』に書かれている5人の偉人に共通しているのは『天命を知って真面目に生きた人』ということです。それが茶の本を書いた岡倉天心の茶の心にも通づるものがあります。天が、自分の心が自分のことを見ています。『正直に慎み深くおごらぬ様を侘びという』と茶の言葉にもあります。実践していけばより幸せな人生が約束されています。

posted by torianchado at 22:11| Comment(0) | 日記
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