2016年06月15日

気持ちの切り替えのための躙口

茶室に入る時、何かの展示会や、初めてのところを訪問する時同じような緊張感が走ります。入ってしまうと高揚感、退出する時は満足感を得て帰路につけるのが一番いいプロセスだと思います。それが茶事や茶会などで体験できると思います。最近は日常が忙しくなかなか気持ちを落ち着ける間もないのですが毎週稽古に出かける時は違います。天候や体調もありますがやはり稽古に行くとお茶の好きな仲間が集まっています。門をくぐる前に今日は何を先生から得られるだろうか、他の方の点前から会話から何が学べるだろうかなど考えてから稽古に臨みます。この日常と切り離せる装置こそ躙口だと思います。そのもの自体は象徴的であって躙口を見れば心が謙虚になることを思い出させてくれるものです。
心を切り替えて自分自身のためにリセット出来るのはお茶の醍醐味の1つです。
posted by torianchado at 17:40| Comment(0) | 日記
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