今日は奈良まで生け花の講習会に行ってきました。日本文化に造詣の深い須山先生の話は、自分の中でまとまっていない、日本文化、稽古の在り方について教えてくれます。
日本人は極端を嫌う民族であるから不完全な美を良しとする。超越した美は手の届かないところにあるが日本人は日常の中で楽しむ美が好きで、家の中で茶を点て、花を生ける。それは、岡倉天心の言葉を借りれば美の追求であり、美しく生きる生活を理想とするからである。
伝統文化を次世代に伝えていく中で一番必要なのは『型』である。
創始者が良いと思う感覚で創り上げたものを次世代にも残したいと思うところから型が発生する。型があるから何百年も昔の創始者の模倣が出来る。先ず型を学んでそれから創意工夫に至る。
稽古で何を大切にすれば良いかを教えられた有意義な時間でした。
2016年07月10日
茶道の原点
posted by torianchado at 19:31| Comment(0)
| 日記
この記事へのコメント
コメントを書く