2016年12月01日

不完全のすすめ

先日、畠山美術館へ行った時だったと思いますが笠が欠けている灯篭がありました。京都の家元露地にも宗旦の欠け灯篭があります。完全なるものは今が最も盛りの時期です。いったん頂上へ登りつめると後は下り坂ですが、頂上へ登りつめるとその位置を保とうとして自然の流れに逆らうことになります。花も種から芽が出て枝が出て花を咲かせ種を残しやがて枯れて次の世代に移っていきます。人間はある部分では自然の流れに抗って生きています。永遠悠久を求めます。自然界の掟と反しています。しかしそれが人間らしさだと思います。完全はないと分かっていながら完全に近づく努力をして次の世代に渡す。これで良いのだと思います。いつまでも不完全と感じますが完全を求めている姿があるからこそそのままでいいのだと思います。

posted by torianchado at 09:24| Comment(0) | 日記
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