2018年06月19日

季節を伝える行事

置き薬というものがあり子供の頃知らない男性がやってきて祖母と話しながら小さな箱の中味を入れ替えたりしていたのを覚えています。この男性は毎年同じ時期に同じ出で立ちでやってきました。しかしもっと古い記憶をたどれば、最初の記憶は年配の風呂敷を背負った女性がやってきていました。子供心になぜこの人はいつもやってきてどこからきているのだろうと考えていました。祖母から富山の薬売りの人だと聞かされましたが富山がどれくらい遠いか知りませんでした。後年歴史の勉強をしているときに富山前田家藩の奨励した商法だということを知りました。また春休みになると「獅子舞」が決まった時期に来ていました。3人くらいの男性が家に来て家の前で一人の人が笛を吹いて2人の男性が獅子に扮して舞をします。その獅子に頭を噛んでもらうと頭がよくなるといわれました。しかし子供には獅子に噛んでもらうこと自体が恐ろしく家の中から出ないことがしばしばありました。
今は後継者が不足していて大変だということをテレビで見ましたが反面この伝統を残そうと若い方この世界に身を置くということもあるそうです。
自分のやっている茶道も伝統文化の中で比較的よく知られているものですが、次世代につなげる作業というのは、今の時期から始めないといけないと思います。
それは、「道、学、実」(精神修養、知識、実践)を体得してもらわないと次の世代に伝わらないからです。
インターネット、AIなどをつかっても茶道はできません。
それは、人と人との関係が必要で自らが行うことに重きを置いているからです。
昭和の高度成長期を牽引してきたPanasonicの創業者松下幸之助氏はお客様に自らお点前をしてもてなしてから商談に入ったそうです。
温故知新の心をもって稽古に臨む気持ちを持ち続けたいものです。

posted by torianchado at 09:17| Comment(0) | 日記
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