社長の奥様が自ら案内してくれました。

味噌を入れものに詰めているところです。
マルカワさんの味噌は無農薬の豆と米で出来ています。


蓋には麹菌が呼吸するので空気の出入りを調整できる工夫がされています。

ラベル張りも手作業です。
こちらは創業100年の老舗ですが、奥様から会社の軌跡をたくさん伺いました。
無農薬原材料の味噌作りは30年前くらいに始めらたそうですが、その当時は全く売れなかったそうです。
生産者の方も無農薬で作ると草むしりや虫の駆除も手作業で手間がかかるり、他の人の田畑にも虫が入っていったりして苦情もあったそうです。更に有機栽培ではないので収穫できる量も少なくなるとのことでした。食の安全を守るのは大変なことです。
無農薬を食べてるから決して病気にならない訳ではないと思います。しかし農薬や化学肥料の何かしらの影響で病気を併発することは誰しも避けたいことです。
前日に見学に行った抹茶の小山園さんもそうでしたが安全なものでないとお客様に提供して、代金をもらうのが申し訳ない。そんな気持ちで仕事をされています。
うちも農家さんから直接野菜を買っています。茨城県のまるさん農園の佐藤さん、大分国東のまるか三代目さんいずれも無農薬野菜を栽培されています。有機肥料は美味しい野菜を作りますが、与えすぎると硝酸態窒素が増えて環境に良い影響を残さない。今すぐという話ではないですが子供や孫の世代の時に良いものを残したいのであらば考えていく必要があります。
茶道は400年以上も続いています。
茶道の歴史を紐解くと伝統をつなげていくヒントがたくさん隠されています。
別々のカテゴリーのことが自分の中でつながっていく。どんな花が咲くのか楽しみにしています。