2018年10月28日

喫茶去

慌ただしい毎日の中にも『閑』を大切にする。お茶のある生き方だと思います。お茶のある人生の楽しみはお茶を通じて『無』になる時間を少しずつ心身で感じ取りある時ふと、その時間を1人楽しむことの幸せに気づく自分と出会えることです。スマートフォンから離れて何もしない時間を過ごすことの有難さを感じるようになればお茶が人生に入ってきている証拠です。

お茶の中でよく耳にする禅の言葉に『喫茶去』があります。まぁお茶を飲みなさい。という意味ですが、中国の高名な禅僧『趙州和尚』5逸話に出てくる話です。誰がきても『まぁお茶を飲みなさい』とお茶を分け隔てなく同じように出す和尚の姿にこだわりのない無の境地を伝える逸話です。

先日鎌倉の極楽寺にあるインドのスパイス屋さん『アナン邸』を訪ねました。
こちらのアナン メタさんの息子さんバラツ メタさんのカレー教室に通っているご縁からです。

懐かしい佇まいの建物の玄関を開けるとアナンさんが出迎えてくれました。
スパイスを買って帰るつもりだったのですが『時間ある?』と聞かれ、あると答えると『お茶をご馳走するよ』と家に上がらせてもらいました。
庭の見える縁側で『フェネグリーク』のお茶をご馳走になりました。

その後茶道に携わっていることを話すと『お茶はどこで発見された?』『最初に飲んだ人は誰?』『千利休とは何者で何をしたのか?』『なぜ人はお茶を飲むのか?なぜお茶を教えてるのか?』など、次々に禅問答のような質問が飛んできました。
勿論アナンさんは全部答えを知っていてあえて質問したのでした。

そして最後に『私はスパイスがいいものだから人に伝えるために様々な活動を続けている。お茶もいいものだから広めるでしょう。それが今ここで一緒にお茶を飲んでる答えだ』と言われました。

一服のお茶をすすめられてお茶を飲むだけでしたが、今までの人生が凝縮された貴重な時間でした。

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最後に一緒に写真を撮ってもらいました。そういえば禅宗の開祖の達磨大師もインド出身でした。
posted by torianchado at 16:35| Comment(0) | 日記
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