2019年03月12日

セムラのこと

先日稽古のときお弟子さんのナホさんからスウェーデンの伝統的な食べ物『セムラ』をいただきました。
キリスト教の復活祭の前四旬節に入る前にに脂の火曜日があり次の日から復活祭までの間質素な食事をとりキリストの復活を待つ伝統です(現在はセムラだけが残り粗食の習慣はやや形骸化傾向にあるようです)

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見た目はシュークリームのようですがどちらかというとパンに近いです。

伝統は作られた当時は伝統通りに行われていたのでしょうが時が流れ時代が変わると形だけが残り核となる思想だけが残り表立っては別の形をしているものが多いです。
しかし時を経て今を生きる人が一旦その伝統に触れそこに惹かれ始めると、過去の教えや考え方に遡り忘れられかけた核に近づいていく。
そして核心に触れたとき今を生きる人の感覚で核心わ、理解し現代に生かすことができる。
私達が茶道に惹かれるのもそのような理由からでしょう。

posted by torianchado at 10:03| Comment(0) | 日記
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