生け花の先生の美香さんがいつも花を持ってきてくれるのですが、なかなか花の調達も
時期によっては難しい時もあるといいます。
生け花の場合花屋さんで仕入れて買ってきたものの中から、選んで、ある程度決まった型に合うものを選別して
そこから不均等でしかしバランスがいい作品を作り上げていく。

その中に自然の姿を表現する。

自然をよく観察し、その姿に近づけていく
一方で茶花は投げ入れといわれる通り作為を考えず自然に咲いている姿をそのまま庭からあるいは花屋さんで探す時からイメージする。そこには床の間の向き花入の形なども考えておかないといけない。
その違いは生け花は花そのものが作品であり芸術であるため花に焦点を当てて生ける。
それに対して茶花はやはり主役はお茶である。花も料理も道具もお茶を引き立てるためのものである。
そして花をいける行為自体はもとを考えると茶事の中立後の後座の時である。
お客さんが露地に出ている間に手際よく花を入れないといけないのであらかじめ花入に合うものを用意しておかないといけない。
どちらも花のある日常を演出し生活に余裕を与えるものです。
このように物事を見てみるのも面白い。