2019年06月16日

経験の積み重ね

昨日まで裏千家前家元玄室大宗匠の本を集中して読んでいました。
お茶を味わうのに心で味わうことの重要性を書かれていました。京都修行時代でも良い道具を扱わせていただくき機会は度々ありました。
はじめのうちは大切な道具の扱いがわかっていないので主道具はベテランの先生たちが片付け、水谷のものは消耗品やら数茶碗だけの片付けをして車に積み込むのさえボテ箱を持たせてもらえませんでした。数年経って普段使いのものを大切な家元の道具だからと思い丁寧に扱っていると、先輩たちがそれとなく見ていてこれならば大切な道具も扱わせて大丈夫と思ってくれてはじめて主道具を取り出したり片付けたりを任せられる。
年数を重ねていくともちろんいい事と同じくらい嫌なこともありました。忘れたくなるような厳しい思い出もたくさんあります。けれど忘れたくなる思い出すら今の自分を形作ってくれたものだと感謝できます。もちろんそのための年数が必要ですが。これからも自分に起こる全てのことをありのまま受け入れてその先にある自分がより良くなって人のために役に立ちたい、そんな人間像に近づけるよう積み重ねていきます。
posted by torianchado at 22:48| Comment(0) | 日記
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