2019年07月14日

生花講習@奈良

まほろばとは素晴らしい場所という意味がある。昨日の奈良は小雨が降り緑が澄んで時間を忘れてしまうような、そんな1日でした。
大和未生流の生花講習、須山法香斎家元の講義と菊香斎副家元の実技指導を受けられる年に一回の貴重な時間でした。
日本の美の表現方法はユニークで写実的でなく余白、奥行きを想像させるものが多いです。
紙の上、茶室の中、水盤の上で自然を凝縮して日常の中に取り入れています。

ミニュチュアではなくバラバラのものなはそれぞれ象徴的な意味を持たせ少ない数で多くを表現しようとしたところに面白さがあります。今回は酒井抱一の絵などを資料に説明がありましたが、一双の屏風の中に春夏秋冬を描いていることに何の違和感も抱きませんが現実にはあり得ないことです。しかし時間を瞬間的ではなく春から冬までの移り変わりを想像しながら右から左へ又は左から右へ絵を眺めれば四季の1番美しい時間の流れを楽しむことができます。
茶道も取り合わせで形、色、産地がちがうばバラバラのものを組み合わせて調和美を楽しみます。
使う道具の後ろにある歴史や風景を道具を通して観るのです。

人が美しさを求める心に差はありません。
美しいものを見たりそれに触れたりすると心が和みます。
これが幸せの正体ではないかと思います。

posted by torianchado at 07:24| Comment(0) | 日記
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