2019年09月28日

湿し灰を作る

家元修行時代の話ですが八月の八朔挨拶の後はしばらく稽古がありませんでした。京都の夏は蒸し暑くクーラーのない教場は風も通らず水屋に座っているだけで汗が滝のようにながれ出ました。
この時期を利用して教場の囲炉裏の灰を集め、リヤカーに乗せ駐車場へ運びました。フネと呼んでいたセメントをこねる時に使うものの中に灰をあけ、番茶と丁子を煮出したものを注ぎ入れました。
そのあと、茣蓙のうえに移します。
真夏の太陽の照りつける熱で灰を乾かし湿った状態で手で灰を揉みその後甕の中に入れていきます。
今年は夏時間がなかったのですが今日なら午前中日差しが強かったので一気に作りました。77A1F26B-CACE-4DBE-A53F-DF4B9D8EB614.jpeg2B9693CD-047B-422B-91CE-416010AD4A32.jpeg

灰は育てていくものだと言われています。毎年同じように時間をかけて作っていくと少しずつ色が変わり
深みを増していきます。

そのようにして時間をかけてやっていくのもいいことです。
時間をかけないと得られない結果は今の時代に必要かもしれません。
posted by torianchado at 16:36| Comment(0) | 日記
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