葉蓋、洗い茶巾など清涼感のある稽古を行いました。
お茶の楽しみは、普段の稽古で季節感、歳時記です。毎年同じ時期に使う道具を使ってお菓子を食べてゆっくり流れる時間をお茶を喫しながら日常から離れる。
今その日常が大きく変化しています。今年の始めまでオリンピックゲームがあと数日で開会される予定でした。
夜になると家の近くの商店街もひっそりしています。
人との距離も今まで以上に気をつけなければならなくなりました。
この先はまだ見通しが立たないことも多いです。
自分としては近道せず、今の状況は必ずしも底があって好転する時が来ると確信して、正当な道を歩んでいくこと。それによって時が来れば更なる茶道の拡がりがあると信じています。
歴史を振り返って見ても安定しない世相の時こそ、文化に触れることが必要です。
文化や芸術は非日常の世界に導いてくれます。
目先のとらわれず一時的な刹那的な物事に心を奪われず、必要なことを知恵をしぼり、工夫して乗り切ります。
その先は必ず輝くものが待っています。

タケノとオハギ 社中の方からいただきました。

水牡丹 香雲堂さんから取り寄せさせてもらいました。