2020年10月20日

灰形のこと

風炉の時期、稽古の終わるたびに灰形を作ります。裏千家学園の在学中は炭手前を稽古する人が前日灰形を作る担当でした。どちらかといえば苦手で前の人の灰形を崩さずに手直しして使っていました。
水屋修行に入ると、夏の講習会の時などは毎日3つから5つ作り随分早く作れるようになりました。
家元修行時代では『二文字押切』以外に1日稽古の時に『鱗灰』という灰形を作りました。毎月作りましたが3時間近くかかります。
東京で教室をするようになってから、色々な灰形を作るようになりました。
不思議と二文字押切よりも簡単に作れてしまいます。
それだけ二文字押切は難しい灰形なのでしょう。

お弟子さんからどうすればそんな簡単そうに作れるのかと言われます。
答えは簡単です。たくさん作ったからです。
お点前も同じ稽古した分だけ上達するのです。


083193C2-B32A-4CE7-969E-B357DE2F5944.jpeg

052805FB-74CA-4D02-9150-5C570598911A.jpeg

posted by torianchado at 22:43| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: