水屋修行に入ると、夏の講習会の時などは毎日3つから5つ作り随分早く作れるようになりました。
家元修行時代では『二文字押切』以外に1日稽古の時に『鱗灰』という灰形を作りました。毎月作りましたが3時間近くかかります。
東京で教室をするようになってから、色々な灰形を作るようになりました。
不思議と二文字押切よりも簡単に作れてしまいます。
それだけ二文字押切は難しい灰形なのでしょう。
お弟子さんからどうすればそんな簡単そうに作れるのかと言われます。
答えは簡単です。たくさん作ったからです。
お点前も同じ稽古した分だけ上達するのです。

