目に見えない、しかしたしかに在るもの。それが人の心、そしてその心に風を起こすそれが茶事。
茶道は実践哲学と千玄室大宗匠はよく言っておられる。先ずは自らやってみなさい。『それから』、『昔は』はないのです。今やって、また次の今、常に過去、未来より今、それ以外はないのです。
今まで蓄えて来た知識、情報をそろそろ実践にうつして知恵に変えていく。
そんな思いで茶事を行ないました。
客は全員邂逅の出会いをした友人たち。
一座建立…昔の人はこんな気持ちだったのだろうか、しかし自分がどう感じて、どう動いたかは明確に記憶に刻まれます。足りなかったこと、良かったこと、次の茶事に活かしたい。
お茶の『おもてなし』は茶事にありです。

待合

手焙

待合掛 邂逅 小鍛冶元慎和尚筆

露地 心が露わに

灯籠

本席 日々是好日 後藤瑞巌老師筆

迎付

炭手前