お茶にはルールが沢山ありますが根底にあるのは思いやりの心があり
『お先にどうぞ』という譲れる心を養うことができます。
今回はグループで行う花月という稽古をしました。5人で札を数回引いて当たった役割をこなすというもので、
座る場所、当たった役割によってさまざまな動きをするものです。臨機応変の対応力がついて頭の体操にもなるので面白いものです。
稽古はあくまで作法を稽古するのが基本ですが、発送を転換すればいくらでも現代社会の中で生きる知恵に変わります。
考え方は教える側次第です。
また、稽古ではなくどんどん失敗して間違えば良いと思います。鵬雲斎大宗匠がよく『茶は恥かき道場だからどんどん間違えなさい、そつなくその場をやり過ごしても身にはつかないよ』とよくおっしゃってました。
また、いつまでも初心者のままではいけないとも思います。気持ちは楽ですが、いつまでも身につきません。
子供クラスのみんなを見ていると楽しく失敗してます。教えていくことも初心者相手は楽ですが、自分を高めるためにはどんどん経験者の方にも教えていくことで自分も高めていけます。


