2021年09月13日

性善説と性悪説

今の時代は善悪の区別が比較的はっきりしていて善と悪が互いに相手を征服して主張する考えが一般的です。
茶道は中庸(バランス)を重んじます。相手を完全に負かすのではなくバランスを保つことに重きを置いています。
性善説と性悪説は中学生の頃になんとなく習いましたが、個人としては性悪説と呼ばれる荀子の考え方がしっくりきます。荀子の書物をよく読めばわかるのですが『人の本質は悪ではなく、欲があり、欲を満たすため、五感から来る快楽や快適なこと、モノに陥りがちだから、礼儀や決まり事で自制する必要がある』というものです。

他人がお互いに快適に暮らしていくためには礼儀やルールが必要でそれは互いが幸せに生きる道で茶道のまさに実践しようとしている道と同じです。

裏千家の家元が作られた『ことば』という文があります。
『他人を侮ることなくいつも思いやりが先に立つように』
思いやりは何かしようとする時に、自分のことをよりも他の誰かのことを先に思いやれるということです。
自分のことを先に気にするのが普通ですが、それでは互いに主張ばかりで相手を受け入れる気持ちが狭くなります。そういう環境を心の中に作るために、気づくために稽古を続けることが有効なのです。
習慣付けをして一旦ついた心の癖を治すのは絶えず続けていける習い事が最も有効です。
師匠は自分、点前をして自分と向き合い高めていきましょう。
posted by torianchado at 15:28| Comment(0) | 日記
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