2021年10月05日
茶道で得るもの
茶道の教えは素晴らしいです。人が世の中でより幸せに生きていく道を示してくれます。
私自身茶道と出会い人生が変わり、出会うもの全てに感謝して生きることができるようになりました。この気持ちを伝えたいと思い茶道の先生になりました。根底には素晴らしい教えを伝えている自負があります。たしかに理想的なことばかりで自分が伴っていないところもまたまだまだありますが、伴う自分になるまで待っていたら命が尽きてしまいます。なので50%近く実践できていたら教えても良いと思っています。最近はコンピュータの発達でより精度の高い完璧な状態を求める傾向が強い時代です。しかし〇〇の方法や〇〇になるためになどたくさん情報が溢れていてもその通り実際行うのはそれに縛られてしまい、余裕がなくなります。そんな気持ちで人に接すると、他人を批判することや比較してどう思うかばかりになってしまい息が苦しく住みづらい世の中になるでしょう。もう少し他人を許す気持ちを持ち合わせてみても良いと思うのです。実際前評判があまり良くない方でも会ってみるととても良い方で、前評判は誰かその方を気に入らない人が広めた噂にすぎないことがわかります。
あまり個人の話は良くないですが以前近所のお店で政治家の小沢一郎さんにお会いしたことがあります。剛腕、壊し屋など怖いイメージがありましたがご本人が帰り際に一人一人に挨拶して帰られる際、笑顔が本当に魅力的でとても謙虚な方だと感じました。これは実際に会ってみた印象で支持する方が多いのは小沢さんの魅力に直接触れた方がそれだけ多いからだと思いました。お茶も稽古は茶会や茶事のための稽古です。茶会、茶事を学びにくる方に提供するのは先生に必要なタレントです。稽古だけにとどまらず、守破離のそろそろ破のところに自分を押し上げていきましょう。いつまでも守るばかりでは良いものは得ることができません。それは自分の心が師匠ですから自分で決めるしかないのです。先生はそのお手伝いをするだけです。
posted by torianchado at 13:05| Comment(0)
| 日記
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