積み重ねてきた年月は共に歩む人やモノ、何よりも自分自身に確実に重なり厚みを増して筆舌に尽くしがたいカタチとなって静かに露わになる時に現れる。敬愛する茶道の大先輩の会に出向きその真骨頂を見せていただいた。
道具はきれいで良いものがいい、しかし作家の名前や宗匠のお認めになったものだけでなくやはり一つ一つにストーリーズがあるのが良い。動画に込められた時、物語を聞くほど楽しいことはない。
ベテランの方々の中に何故自分が声をかけていただいたのか?まるで公案を投げかけられたよう。
答えは心のずっと奥の方でわかっている。軽々しく口に出せることではない。自分の中で卵を育てるようにその受け取った意志を継いでいくものとして、前に進むだけ。
理由やキャッチフレーズは必要ない。
ただやるだけだから。
2021年12月07日
意志を継ぐものとして
posted by torianchado at 00:56| Comment(0)
| 日記
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