2022年05月17日

基礎があるからこそ

裏千家学園で茶事の授業は二年生の時から行われます。
そもそも稽古、茶会以外にお茶の作法があるのをその時初めて知りました。
そしてその準備の道具出しから、梱包、指導の先生、事務所の先生、桐陰席の管理人さんへの前礼後礼
茶事終了後の道具干し、点検。こんな大変なことは正直やることがあるのだろうかと思いました。

そして今、お弟子さんができて、稽古をつけて、茶会や茶事を自分で主催してできるようになってきました。
一人前とまではいかないのですが、自分も自ら行ない、人にも伝えて行けるようになり50を超えてようやくお茶の基礎が組み立てられてきました。

これも全て学園、水屋、師匠の教えがあつたからこそです。

お茶の楽しみ方は沢山ありますが基礎をしっかりと学んでおいたお陰で応用が理解できてより深い
お茶の楽しみ方ができるのです。

習い始めて20年以上学び続けてそれ以上でようやく少しお茶について人様にも紹介できるようになりました。

お茶は長い道をじっくり歩んでいくものです。
心を柔らかく、いつも疑問を背負って。
posted by torianchado at 00:31| Comment(0) | 日記
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