『上手くなりたければ人の倍稽古をすればいい』茶道を始めたからに当時の師匠から言われた言葉です。
全くその通りで、かけた時間の分だけ、より上達もする、また経験値も増えて少々のことでも動じなくなる。
京都で勉強している時、前家元千玄室大宗匠が『知らないことを、恥ずかしながらわからないので教えてください』と素直に言える人間は成長すると言われていました。
wabunkaの限定茶事と稽古、師匠の稽古場でつけてもらう稽古、多い時には1日6回ほど点前をすることもあります。
別に自慢することでもなく、する必要があるから点前をするのです。
最近、点前でも茶筌通し、茶を汲むときなど時々こぼしたりすることがある。
以前の自分ではあまりなかったことです。
年齢とともに身体機能が少し翳りをみせはじめたのだと思います。だからこそ
今できるうちにたくさん稽古をして、たくさんお茶会で人を招いて積み上げておきたいのです。
体力は回復することはありません。積み上げてきて、身体に身につけた技術だけが
自分を保ってくれる。
まだすぐではないけれどいずれ忍び寄ってくるその影に備えて
とにかくやり続けないといけないのです。
2022年10月11日
とにかくやること
posted by torianchado at 17:29| Comment(0)
| 日記
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