2012年02月29日

鉢の木

「いざ鎌倉へ!」という言葉がある。一大事があった時には真っ先に駆けつけるという頼もしい響き。謡曲「鉢の木」に由来する有名な言葉である。

あらすじ

師なのから鎌倉に向かう漂泊行脚の僧。深い雪にあって、佐野のあたりで、ひとまず民家で宿を頼む。応対の女がいうには「おやすいことです。でも、いま主人が留守をしております」と、そこへ主人の常世が帰ってくる。常世は夫婦二人さえ住みかねた家を恥じて一度は断る。が大雪の中を行く僧の姿に、後を追って、粟飯でもてなす。僧は、姿を変えた最明寺入道北条時頼であった。
鎌倉幕府の五代目執権となり執権の基礎を確立し息子時宗に家督を譲り出家し最明寺入道と名乗った。夜が更け寒さが一層ひどくなり、焚き火の薪もなくなった。主人の常世は秘蔵の「梅桜松の盆栽」を切って焚き暖を勧める。かつて武士で裕福な暮らしをしていたが人にだまされこのような落ちぶれた生活をしているが、鎌倉に一大事があれば真っ先にはせ参じることを語る。最明寺入道時頼は常世の言葉の真偽をたしかめようと、諸国の軍勢に非常招集をかける。常世がやせ馬に乗ってはせ参じてきたので時頼は、その忠節を褒め、領地を常世に安堵する書状と盆栽の「梅、桜、松の盆栽」にちなんで加賀の梅田、越中の桜井、上野の松井田の三か所を領地として新たに与えたという話。

今の家の庭を作るときにどうしても「梅、桜、松」を入れて作りたかった。庭師の大澤君に無理を言って梅はメインのつくばいの隣に、桜は裏のスペースに植えられた。松は玄関松にしたかったので玄関前に植えてもらった。残念ながら松だけは環境に合わなかったのか枯れてしまい今はツワブキが元気に育っている。
松の木は手入れも大変で害虫駆除、剪定など非常に手間のかかる贅沢な木だそうな。
また、少し余裕が出来たら庭にと考えているがいつのことやらふらふら
posted by torianchado at 17:24| Comment(0) | 能楽雑事
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