
逆に18年間馴れ親しんだ京都の地理は忘れつつある

京都には歴史と公家文化のおくゆかしさがあり来る人の心を和ませる雰囲気がある。
東京は武家社会が生んだ厳しさ、威勢の良さ素朴さが混在する。
武家の名残を感じさせる地名や名所も多い。うちからさほど遠くないところに「鷹番」「駒場」「駒沢」「駒留」「駒繋」馬や鷹などの名前の数々。徳川将軍家の鷹狩の場所であったという話を聞いたことがあるがうなづける

先日車で通りかかった神社「駒繋神社」住宅街の中にひっそりと朱塗りの橋が架かる場所がある。
意外に歴史は古く平安時代後半に源八幡太郎義家(源頼朝の先祖)が父頼義公ととともに朝廷の命を受け奥州に向かう途中この地を通過する際に、この神に祈願参拝休憩をした場所と伝えられる。
また、1189年7月源頼朝が藤原泰衡征伐のため立ち寄り祈願した際、愛馬をつないだ松を駒繋と呼び
後に駒繋神社と称するようになったとされる。
ご祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)
また東京暮らしの新たな楽しみがひとつ増えた

次は何が発見できるか楽しみである。古の人の息吹が伝わってくるそんな神社だった。