2012年03月22日

今育てる心とは

先日上智大学で行われたキリスト教教育の学校の合同説明会に参加した。他でもないシスター渡辺和子さんが講演されるからだ。茶道教室も先人たちが紡いできた智慧を伝えるという意味では教育だと考えられる。シスターがどんな話をされるか興味津々であった。1時間の講演はあっという間におわった。シスター渡辺が本当に伝えたかった事は未熟な自分には受け止めきれなかったと思うが、愛にあふれた話に終始感動せずにいられなかった。
中でも印象深く残った言葉をいくつか紹介してみたい。

⑴人はその時その時に善い物事を選択する。どんな人間も善いと思う事を選択するというのは犯罪を犯す事にも当てはまるという。悪事を働いてしまった人も普段は悪いことをしようと思って生きていないが追い詰められた時に普段しない行動にでる。それはその時その人にとって善い選択するだったというのである。どうすればそうならないか?追い詰められない生き方を目指すこと。事前に準備を怠らないよう心掛けたり、早めに準備をしておくこと。当たり前かもしれないが、周囲の環境によってなかなか難しいことだと思う。ただ、みんな限られた時間をどう有効に使うかで工夫はできる。時間の使い方は生命の使い方。どんな生き方をしても確実に人生は綴られていく。そこで自主性をもって生きて成長していく。周りがどんな環境であろう流されない厳しい生き方を目指しなさいとの内容。善い選択をするの意味と本当に善い選択をするための大切なメッセージであった。

⑵自分場所で咲く。自分のおかれた環境でどれだけ花を咲かすか。環境に負けない強い自分を持つこと。世の中には変えられないことと変えようと思えば変えられることがある。変えられないことには受け入れる柔軟さ。変えようと思えば変えられることには変える勇気をもって、混在する社会の中で両方を見極めるバランスをもつ。そのためにはやはり自分の意思で生きることが大切。世間は思い通りにならないのが当たり前。思い通りになったら感謝する。そんな生き方を目指す。

⑶今必要な3つの心。一つ目は待つことのできる心。平たくいえばキレない、忍耐強くガマンする心。二つ目は思いやる心。人にされて嬉しいことを人にしてあげる。孔子の論語の中にも『己の欲せざるところ人に為すべからず』とある。社会の中には沢山の不幸があるが、その不幸の息を吸い込んでも、人様にそのまま不幸の息をかけてはいけない。不幸に流されないように自分をしっかりもって生きていくこと。人に感謝して生きていく感謝の息を返す。最後は自分を大切にする。どんな心持ちで生きるかで人は変われる。他人や仕事などの環境に幸せを依存して生きると環境の奴隷になってしまう。他人との比較において自分を保つのではなくたった一つだけの花として懸命に咲く努力と勇気をもつ。

まだまだ書き切れないくらいの大切な話があったが、生き方の一つの指針にしたい。感激のあまりシスターに手紙を書いて今日投函した。失礼だと思ったが書かずにいれなかった。それくらい自分にとってためになる貴重な時間であった。茶道を教えることも仕事をすることもある意味消耗だから、心も補強をしないといけない。今回はいい補強になった。
posted by torianchado at 09:55| Comment(0) | 日記
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