2012年07月12日

廬山の瀑布をのぞむ

7月に入り随分気候も夏らしくなってきた晴れこの時期は決まって瀧の画の掛け軸をかけることにしている。滝の白い水が勢いよく落ちる様子を『瀑布』という。中国の有名な『李白』という詩人がいる。唐の玄宗皇帝の時代に生き日本から遣唐使で入唐し同じく玄宗皇帝に仕えていた『阿倍仲麻呂』とも交流があったことは有名である。李白の有名な漢詩で『瀑布』うたったのが、この漢詩『廬山の瀑布をのぞむ』

  望廬山瀑布        李白
日照香爐生紫烟   日は香炉を照らして 紫烟生ず
遙看瀑布挂長川   遥かに看る 瀑布の長川を挂くるを
飛流直下三千尺   飛流 直下 三千尺
疑是銀河落九天   疑うらくは是 銀河の九天より落るつかと
[口語訳]
   日の光は香炉峰を照らして、紫の煙が立ち上っている
   遥か遠く 滝が長い川を掛けたように流れ落ちているのが見える。
   飛び下る流れは まっすぐに三千尺
   銀河の水が空高くから落ちてきているのではないかと思ってしまう。

表現は宇宙レベル夜スケールの大きさに心が解放される思いに
posted by torianchado at 04:17| Comment(0) | 社中雑学勉強会
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