2012年09月01日

気が付くこと

9月に入り少し秋らしくなってきた。殊に朝夕は風が涼しく過ごしやすくなってきた。
和漢朗詠集の立秋の最初に出てくる和歌は「秋きぬと目にはさやかにみえねども風の音にぞおどろかれぬる」と秋風のことをうたっている。季節の移り変わり、日常の事に少し目線を変えてかかわってみるとたくさんの発見がある。今日稽古に来ていた生徒さんが東京ミッドタウンの中に可愛らしい茶道具が置いてあって色やデザインも種類が豊富で目を引くと教えてくれた。しかし大きさが小ぶりでお茶をちゃんと習っている人から見れば取り合わせもしにくく大きさもいまいちだと感じたらしい。これこそものを見る目が出来てきたと、聞いていてうれしくなったわーい(嬉しい顔)基本的に茶道具の寸法はかなり正確に作られていてほかの道具たちとも調和するようにうまくできている。道具の良し悪しは「なり」「ころ」「ようす」の3つの角度から見るのだそうだ。「なり」は形のことだけど形がよいというよりも使うことを想像して他の道具と調和してよいものをいうのだと思う。「ころ」はコロアイで手に取った感じがちょうどいいコロアイのものがよいのだろう。「ようす」は味があるとか角度によってさまざまな顔を見せる道具を見てじっくり観察する事かと思う。茶道専門学校時代にできるだけ美術館に行ったり良いお茶会に行ってよいものを目で見るようにと言われた。普段稽古道具を見ているだけでは到底良いものを見る目が養えない。しかし本物は力があるので稽古道具という一つのたたき台があれば本物の持つ力がどれだけすごいものかわかる。稽古道具という現状に満足しないように気を付けないといけない。いつももうワンステップ上を目指そうと心持をすればいろんな情報がキャッチできる。「心の目をいつもキラキラ輝かして今日を精一杯に生きる」と大学時代の恩師であるアラビア語学科教授田中四郎先生がいつも年賀状をくださるときに書いてくださった言葉だが心の持ち方を変えるだけで見えるものは本当に違ってくる。生徒さんとの会話の中でこんな話が出てくるとほんとにうれしい。だからお茶は楽しいわーい(嬉しい顔)

050.JPG今日の稽古のお菓子「太市さんの荒磯」
イメージできますか?わーい(嬉しい顔)
posted by torianchado at 23:05| Comment(0) | 日記
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