2013年04月24日

茶道を学ぶこと

茶道教室を始めて7年になりますが年々新しい刺激を受けて教えるほうも学ぶほうも心構えが変わっていきます。教え始めたころは、とにかく自分が京都で学んだことを学んだとおりに生徒さんに基本の方を重点的に教えていましたが、今はまず順番をしっかり学んでもらってそのあとで細かいかたをなし得ていくスタイルになりました。自分も経験がありますが、学んでいるときにあまりたくさん直されると何のお点前をしているかわからなくなってしまします。最終的に目指すのは美しい型でお点前をするということです。これは自分自身にしかできないことであり、自分と向き合うのにはもってこいの時間だと思います。日常生活の中ではなかなか自分と向き合う時間は持てないものです。茶道はそういう意味では気持ちの切り替えになります。自分が茶道を始めたのも、もともと興味のあった日本のことをもっと学びたいという気持ちから始まっています。教室では初めて日本文化に触れる日本人の方がますます日本文化に興味がもてるように、茶会、勉強会、茶事を年に数回お稽古します。それぞれ感じ方はあるでしょうが経験してみてやっぱり難しいとか、敷居が高いと思われて挫折につながるようなことではいけないです。敷居は実際高いと思いますが、それを乗り越える手助けをするのが先生の役目だと思います。これからもたくさんの方が敷居を乗り越える手伝いをしてお茶のファンを増やしていきたいと思っております。
posted by torianchado at 10:06| Comment(0) | 日記
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