2013年09月06日

一粒万倍の日

裏千家11代家元玄々斎宗匠のお好み棗に「徳風棗」という棗があります。平棗で蓋の甲に「一粒万倍」と書いてあります。蓋の裏側には9個の金の籾が書かれています。徳風棗の「徳風」は論語にある「君子の徳は風なり」という言葉からきているようです。一粒万倍の日はもともと暦の中で「一粒万倍日」という日があります。この日に物事を始めるのは良い日とされていて、特に仕事、開店、種まき、お金を出すのに良いとされているそうです。増えるということですね。逆に借金をしたり、ものを借りたりするのは増えるのでよくないそうです。(ウェキペディアより参照)

今は科学の進歩であまり日取りなどは普段なじみの薄いものになってきましたが・・・
しかしどうでしょうか。いざ何かを始めたり、勝負の時には占いを見たり、大安、仏滅などを気にするのではないでしょうか?先日長野県佐久市に行ってきました。田んぼではたくさんの稲が風になびいて美しい風景でした。長野県には日本の原風景が多い気がします。また9月になったらもう一度行きたいと思います。

朝のテレビの占いでダメな日でも一粒万倍日に当たればとてもラッキーなことが起こるかもしれません。
けど、大切なことは他人の判断や決めたことで運命を惑わされないことですね。自分の道は自分しか歩けない道ですからね。

posted by torianchado at 10:23| Comment(0) | 禅語
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