2013年11月23日

もてなすこと

お茶が好きでこの道に入り人様を教えるようになって向上心の高い生徒さんが沢山稽古に来てくれています。自分が教わっているときと違います。自分が点前が出来る事と人に教えられるのは別です。習いに来てくれる人は様々な思いを持って稽古に来られます。野球で言えばどんなボールが来ても打ち返せるバッターのようでなくてはいけません。またその心構えは相手に対してもてなす心を持っていることです。子供たちの通う学校は19世紀にイタリアで神父であり教育実践者のジョバンニ・ヨハネ・ボスコが作ったサレジオ会の学校です。彼のメッセージは人を教えることに多くの影響を与えてくれます。『もてなすこと』についても『招かれたときのいちばんのごちそうは、心からのもてなしです』と断言しています。お茶のもてなしの心と同じ事を言っています。教える側は常にもてなしや気配りについて真剣に考えなければならないし、生徒さんはせっかく来たのだから何かを得て帰れるといいと思います。もてなしは宗教にも通じる哲学だと思います。
posted by torianchado at 10:45| Comment(0) | 日記
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