2014年05月09日

国を越えて

数年前ブータン王国の国王夫妻が来日されてその謙虚で紳士な姿が話題になりました。日本に対しても好意的で大震災の時もいち早く支援の手を差し出された事は記憶に新しいと思います。先日テレビで『西岡京治』という方を紹介する番組を観ました。久しぶりに胸が震えました。当時まだ貧しくしかも鎖国状態であったブータン王国に農業指導をするために渡り、焼畑農業が主流だった農業に稲作のやり方を教え生産量を高め国民の生活が楽になるように改善し、59年の生涯を真っ直ぐに生きた人。まるで二宮金次郎を思わせるような方でした。茶道の中でも『慎み深く奢らぬ様をわびという』という言葉がありますが、人間にとって難しい理想の姿です。有名になったり、沢山儲けられるようになるとなかなか心を素直な心のまま持ち続けるのは難しいものです。西岡京治さんのような方は一言で言えば『義』の心で行動されたのではないかと思います。アンパンマンの作者、故やなせたかし先生は戦争の体験から人間にとって一番つらいのは食べるものが無い
ひもじい状態になることだと自分の顔のアンパンを分けてあげられる正義の味方を作られました。自分が満たされた状態である時、そこで満足することなく更に誰がの為に行動するのはホンモノだと思います。専門学校時代、故千登三子校長がいつも『お人を大切にしなさい、でもその前に自分を大切に』話されていました。西岡京治さんは59歳でなくなられましたがとても幸せな人生だったと思います。異国の地で名誉を望むことなく、心を閉ざして頑なな村人たちを熱心に説得し現場に身をおき共に喜び、苦労を分かち合う。ブータン国王から政府として農業支援を頼まれるなど正に真っ直ぐ生きた人だと思います。トルコの沈没船の為に義援金を集めた山田虎二郎といい個人の行いが他国との友好関係に大きな影響を与える。また一人生き方を学びたい日本人が増えました。

posted by torianchado at 11:09| Comment(0) | 日記
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