2014年06月13日

40年ぶりの再会(陶芸家 杉本貞光先生)


ない6月の初旬縁があってお茶の先生を引退される方から茶碗等を譲り受けました。桃山時代の朝鮮半島から渡ってきた茶碗の写しで、信楽焼寺垣内窯の『杉本貞光先生』の作品でした。京都専門学校へ行っていた時、座学で講義をしていただいた立花大亀老師が『妙義』と銘をつけられていました。購入されてから一度も使う機会に恵まれず38年ほど経っている茶碗。推薦文には昭和51年とありました。当時まだ小学生だった頃に情熱をかけて作られた作品に今触れている自分がとても謙虚な気持ちにさせられます。古い道具の扱いの点前を学ぶ時の心構えとはこのような気持ちでするものなのかと改めて教えられました。作品を通じて学ぶことも少し理解できた気がします。ではいつこの茶碗を使おうかと考えていましたがなかなかいい機会がありませんでした。ところが昨日出かけようと家を出たときに杉本先生本人が日本橋高島屋の美術部の方が展示会の挨拶回りされていてうちにも立ち寄ってくださいました。お忙しいと百も承知で中へ上がっていただき、先生の作品にて呈茶させていただきました。それから先生は何度も『懐かしい』と言いながらお茶を召し上がられました。花入は信楽焼。『大根切り』と先生はおっしゃってました。この後はすぐに帰られましたが喜んでいただけたように感じました。後日、茶碗を譲ってくださった方へ電話を入れて報告。ホントにみんなが幸せな気持ちになれました。お茶を続けている中で生まれた物語だと感じました。

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posted by torianchado at 09:52| Comment(0) | 日記
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