2022年06月23日

茶会

昨日は午前中9月18日に茶会をする新宿御苑へ、午後からは土曜日に初心者向けの茶会を行なう東京都庭園美術館へ打ち合わせに伺いました。
庭園美術館の方との話で興味深い話がありました。
茶道部の高校生との企画ができないかとの話が出た時、部活動の熱量についてですが
運動部や吹奏楽部などは大会があり競争相手がいるので学校によっては熱中して盛り上がるところがありますが
茶道は競争ではないのでのんびりしてるところが多いような雰囲気を感じるとのことでした。

確かに平和な習い事であり、熱く盛り上がると言うよりは自分の内面への
アプローチが多いのですが、その一方で相手がいないと成り立たない道でもあります。

誰かをもてなす練習の一部が稽古ですので基本は稽古をするので良いのですが、競争の大会などはありませんが
お茶の稽古の発表の場は簡単なものは茶会、本格的なもの茶事です。
私のような茶道の教授者は責任として茶会や茶事を主宰していく責務があるのです。
プロとしてしっかり教授者としての自分の役割を果たしたいです。

posted by torianchado at 07:55| Comment(0) | 日記

2022年06月10日

いつも新しい気持ちで

今日はwabunka体験の日でした。正客に座ってくださるAさんは今回で3回目、お話がとても上手で、客ぶりが見事な方。毎月取り合わせを変えて、料理も変えて季節感を考えながら短い時間ですが共有できることが大きな学びにつながります。茶会、茶事を主宰してうまくいくこと、反省することがたくさんあります。でもやった分だけ自分の糧となりお茶の道に生きる者としては大きな喜びになります。27歳の時にお茶に出会って一生お茶で生きていきたいと決意して20年以上経って茶道家として生きていることができます。
お茶を始めた頃から教室のあり方も様変わりしてきました。新しいスタイルも生まれてますます裾野は広がっているのでとても嬉しいことだと思います。目新しい情報もSNSを通じて毎日のように入ってきます。
そんな中茶道家を目指した頃を振り返って、静かに考えてみると時代が変わっても学んだ頃のお茶がやっぱり一番素敵でしっかり基礎に基づいていて自分にはしっくりきます。
何百年も続いてきた伝統ある道があるからこそ茶道が楽しいのです。
目新しいことに次々と気移りするのは自分の性格には向いてないようです。
キラキラしたSNS上の世界も悪くないけれど
茶道家として茶道を生業として生きていきたい。
それが自分の道だから。
posted by torianchado at 16:13| Comment(0) | 日記

2022年06月05日

普段通りのこと

訳あって今週の稽古は1人でみています。お弟子さんは同じように稽古に来てくれます。
稽古の基本は『最初の準備と後片付け』です。点前に必要なものを使う順番に並べて使い終わったものから順番に片付けていく。稽古は準備して先生に挨拶を済ませて終わって片付けはまでが稽古です。
点前はほんの一部のこと。
点前は古くは建前と書いていたそうで見せる要素が強かったのです。
できるだけ少ない人数で多くの準備に携わると点前、水屋の力がついてきます。
他の方と使う水屋は個人個人で手際よく綺麗に使うことが大切です。
また1人で抱え込んまずに他の方と協力することもとても大切です。
手際よくしながら周りにも心を配れる心配りの訓練の場です。
最近はお弟子さんの人数も多くなりなかなかゆったり稽古ができませんが、少ない時はゆったり
した気持ちで稽古を見るようにしています。
目立つことや気を衒うこと目に見えることだけにとらわれると心を働かさせ考えることも少なくなってきます。
だからこそ稽古に来て思いやることを学ぶのでしょう。

お茶は本当に大切な人生のエッセンスを与えてくれます。
posted by torianchado at 00:28| Comment(0) | 日記

2022年05月26日

見えること見えないこと

和菓子の表現は抽象的で見方によっては色々なものにみえる。黄色いお菓子なら山吹にも見えるがこれが冬になると臘梅と見立てても面白い。緑とピンクのかけ分けの金団は春先は柳緑花紅、5月になれば牡丹の花と葉の色にも見える。
答えはいくつもあっても面白いと思う。最近写真うつりの良いお菓子が沢山出回っています。これも今の時代の流れとして良いものです。個人的には綺麗なものは好きで綺麗なものに囲まれて過ごせたらいいなと思うのですが、写真の情報が多すぎてちょっとお腹いっぱいな感じがしている今日この頃です。
考えてみると普通に生活していて綺麗なものは目の前に溢れていてそれだけで充分なはずなのに手軽に見れる写真で際限なく情報が入ってくるので綺麗すぎるものに彩られて生活しすぎてるのだとおもいます。
昔好きなボーカルの方が『写真にはうつらない美しさがある』と歌ってるのを聴いてすごく感動しました。
何かを見て、頭の中でその何かが目の前に現れるまでのプロセスや、
置かれる場所や一緒に置いてあるもので印象がずいぶん変わります。
だから、『これは〇〇です』とか『〇〇するための〇〇』のようなハウツーはあまり必要ではなくて
素敵なものは素敵だと言える自分の考えでいけばいいのだと思います。
時には誰かの後押しも必要ですが、他人の生き方では本当の幸せは難しいのです。

お茶を中心に置きながらその中で自分らしい生き方をそろそろ見いだして行ってはどうでしょう。
見えないことって大切なんです^^

posted by torianchado at 18:40| Comment(0) | 日記

2022年05月17日

基礎があるからこそ

裏千家学園で茶事の授業は二年生の時から行われます。
そもそも稽古、茶会以外にお茶の作法があるのをその時初めて知りました。
そしてその準備の道具出しから、梱包、指導の先生、事務所の先生、桐陰席の管理人さんへの前礼後礼
茶事終了後の道具干し、点検。こんな大変なことは正直やることがあるのだろうかと思いました。

そして今、お弟子さんができて、稽古をつけて、茶会や茶事を自分で主催してできるようになってきました。
一人前とまではいかないのですが、自分も自ら行ない、人にも伝えて行けるようになり50を超えてようやくお茶の基礎が組み立てられてきました。

これも全て学園、水屋、師匠の教えがあつたからこそです。

お茶の楽しみ方は沢山ありますが基礎をしっかりと学んでおいたお陰で応用が理解できてより深い
お茶の楽しみ方ができるのです。

習い始めて20年以上学び続けてそれ以上でようやく少しお茶について人様にも紹介できるようになりました。

お茶は長い道をじっくり歩んでいくものです。
心を柔らかく、いつも疑問を背負って。
posted by torianchado at 00:31| Comment(0) | 日記