2020年10月06日

中置、名残

今年の中秋の名月はとても綺麗でした。
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
夜空に輝く姿に満ちた月に己の心をうつした、道長の歌が思い出されます。
月あかりにの下で枯れゆく草木の命が燃え、尽きて、なおその姿に命の気高さを感じるのもこの月です。

お茶では風炉を客に寄せ、風炉の名残と炉の季節への待ち遠しい気持ちを今一度感じる季節です。
実りの秋、山づと、家づとに感謝して次の季節の始まりを待ちます。
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玄々斎の考案した五行棚

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木槿も名残

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点前

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濃茶
posted by torianchado at 09:40| Comment(0) | 日記

2020年09月28日

由縁新宿茶道体験

シルバーウィークは久しぶりに日本中の中で人の動きが活発でした。
連休の日曜日新宿にあるホテル由縁のオプションプログラムで茶道体験を行いました。

日本人の方、しかも東京在住の方が3組体験してくれました。

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白基調のモダンな和室の床の間には好きな言葉の『日々是好日』

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点前座を設えて 

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お菓子はちもとの千代見草

秋のお彼岸を過ぎるとだんだん涼しくなってきます。
秋は日が暮れるのが早いです。
朝爽やかな秋風が吹いたらその日はとても運がいいと感じます。
少し肌寒いくらいの風に落ち葉が舞い出す頃に見る夕焼けも生命の燃え尽きるようで美しいものです。
燃えた生命の後には新しい力が出番を待っています。

posted by torianchado at 23:48| Comment(0) | 日記

2020年09月10日

同窓会

来月は御家元のご子息の若宗匠継承奉告献茶式と披露茶会が行われる予定です。
茶道専門学校の同窓会の連絡係をしている関係で卒業してからも同期の方と連絡する機会が
ちょくちょくあります。
みんな色々な場所でそれぞれの人生を歩んでいるようでとても嬉しいです。
今回はLINEグループにさらに参加した人が増えて久しぶりにやりとりをしました。
29名の同期の内お茶に携わっている人も3分の1ほどいて頼もしい限りです。

去年あたりから同窓会茶会が無期限延期になり卒業してから同期と会う機会もなくなってしまいましたが
たまにLINEで連絡すると元気そうなので安心します。

学校は全寮制で、上下関係も厳しかったですが、同級生とはみんな仲良くしていました。

今回同期で水屋に一緒に入った篤君がLINEに参加してくれました。
お互い水屋の時は喧嘩をしたりやめた後もどうしてるのかと思いつつも連絡をとってなかったのですが、先ずは繋がってくれたので安心しました。

今後は慣れてるところでお互いに自分の道を歩んでいつまでも元気でいることを願うばかりです。

30歳手前で仕事を辞めてお茶の世界に飛び込んでたくさん学び出会いがありました。
支えてくれた同級生に感謝を忘れずに頑張る決意をしました。

学校がなければ得られなかった大切な関係。学校にも感謝です。
posted by torianchado at 18:47| Comment(0) | 日記

2020年09月08日

底を打つ

子どもの頃母の実家には井戸があり生活に使用されていた。子供心に深い井戸がどれくらいの深さなのか試したくなり、石を何度も投げ込んで祖母に叱られた。

自分の中でも様々なバイオリズムが存在する。一年の中で調子の良い時期とそうでない時期、3年くらいかかって続けていたことに一旦区切りをつけてまた新たに別のことを始める。或いは10年かけてようやく教室がカタチになりつつある。上がったり、下がったりするのを感じながら生きているのです。
調子の良くない時は同じようなことが重なって起こる。これでもかというくらいに起こる。しかしいつまでもつつくわけではない。

底を打てば必ず後は上がるだけ。それまで抗いながら待つしかない。
その間、上がらない原因のことが気になるが考えないことがおすすめです。
考えても考えなくてもあまり状況は変わりません。
美味しいものを食べて、睡眠をよく取って自分を大切にする機会だと思って思いっきり休むといいです。
いつ終わるかわかりませんがかならず終わりがきます。
不調の期間が長ければその分得ることも大きいです。

そのようにして、いつも乗り越えています。
posted by torianchado at 18:16| Comment(0) | 日記

2020年09月04日

習慣の違いから理解できること

お茶のお点前をする目的はなんでしょう?
答えはシンプルで美味しいお茶を点ててベストなタイミングでそれを差し上げることですね。
ではベストなタイミングとはどこタイミングを指すのか?
細かくは言えばお菓子を食べたお客様が懐紙を片付け、更に口の中にまだお菓子の甘みが残っている時にお茶を差し上げる。
口の中で甘味と苦味が交わり絶妙なバランスを作り出します。
この感覚は世界共通の感覚だと思っていましたがどうやらそうでもないようです。


昨日はニュージーランド在住でワナカでペンションを経営されている佐々木さんとオンライン稽古。普段は和食の料理教室も開かれている佐々木さんから面白い話を聞きました。

彼女の話によるとニュージーランドの現地の方に和食をお出ししたときに何故か白米を残す方が多かったため、New Zealanderに聞いてみたところ1つの皿にのった料理を食べてから次の料理に手をつけることが習慣的に身についているとのこと。
ですから煮付けや炊き合わせなどの味の濃いものを食べた後に味のない白米を食べるのは味気なく感じてしまうとこのこと。

日本では料理と白米を交互に食べて口の中で味をMIXして食べる感覚が一般的に思われます。抹茶をいただくときお菓子の甘みが口の中にかすかに残ったタイミングで喫するのはとても日本人的な感覚なのだの改めて認識しました。

まだまだ暑い日が続きますが朝晩の風がいくばくか涼しくなりました。
月の綺麗な季節、野分の後秋の到来が楽しみです。


posted by torianchado at 12:21| Comment(0) | 日記