2018年08月11日

マルカワみそ見学

2年前からインターネットで手作り味噌セットを購入し味噌を自宅で作っています。何種類か買ってみて福井県武生市にある『マルカワみそ』さんのものが味が口に合っていたので毎回こちらで購入しています。ホームページを見ると無農薬の材料と自宅の蔵の麹菌を使って、安全な食を目指しているとのことでした。帰省に伴い少し足を伸ばして味噌蔵見学をさせていただきました。

社長の奥様が自ら案内してくれました。
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味噌を入れものに詰めているところです。
マルカワさんの味噌は無農薬の豆と米で出来ています。

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蓋には麹菌が呼吸するので空気の出入りを調整できる工夫がされています。

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ラベル張りも手作業です。

こちらは創業100年の老舗ですが、奥様から会社の軌跡をたくさん伺いました。

無農薬原材料の味噌作りは30年前くらいに始めらたそうですが、その当時は全く売れなかったそうです。
生産者の方も無農薬で作ると草むしりや虫の駆除も手作業で手間がかかるり、他の人の田畑にも虫が入っていったりして苦情もあったそうです。更に有機栽培ではないので収穫できる量も少なくなるとのことでした。食の安全を守るのは大変なことです。

無農薬を食べてるから決して病気にならない訳ではないと思います。しかし農薬や化学肥料の何かしらの影響で病気を併発することは誰しも避けたいことです。

前日に見学に行った抹茶の小山園さんもそうでしたが安全なものでないとお客様に提供して、代金をもらうのが申し訳ない。そんな気持ちで仕事をされています。

うちも農家さんから直接野菜を買っています。茨城県のまるさん農園の佐藤さん、大分国東のまるか三代目さんいずれも無農薬野菜を栽培されています。有機肥料は美味しい野菜を作りますが、与えすぎると硝酸態窒素が増えて環境に良い影響を残さない。今すぐという話ではないですが子供や孫の世代の時に良いものを残したいのであらば考えていく必要があります。

茶道は400年以上も続いています。
茶道の歴史を紐解くと伝統をつなげていくヒントがたくさん隠されています。

別々のカテゴリーのことが自分の中でつながっていく。どんな花が咲くのか楽しみにしています。

posted by torianchado at 11:29| Comment(0) | 日記

2018年08月09日

近江聖人中江藤樹先生A

中江藤樹先生は儒教を生涯通じて学び日常に活かせるように解釈し、それを多くの方に伝えました。当時、儒学と言えば林羅山が有名ですが、日本に合った解釈をして元のエッセンスが失われないように伝えたのはこの方でした。
代表的な考え方に『致良知』(りょうちにいたる)
人間本来の生まれながらに持っている良心に戻るように心を磨くという意味です。

どのよう実践の中から磨いていくかは五事を磨くということがかかれてます。

なごやかな顔つきをし、思いやりのあることばで話しかけ、澄んだ目でものごとを見つめ、耳を傾けて人の話を聴き、まごころをこめて相手のことを思うことです。
 ふだんの生活やまわりの人々とのまじわりの中で、自ら五事を正すことが、すなわち良知をみがき、良知に到る大切な道です。

とても難しい道ですが茶道における和敬清寂の心とも通じる考え方だと思います。

スケジュールをタイトにし過ぎて十分に記念館を回ることができませんでしたが、来年、訪ねたい場所が一つ増えて学べる事に感謝のひと時でした。
posted by torianchado at 17:59| Comment(0) | 日記

2018年08月07日

近江聖人中江藤樹先生@

滋賀県高島市。人口五万人程の町の中の安曇川町に中江藤樹先生の記念館があります。
この夏ようやく尋ねることが出来ました。

中江藤樹先生のことは内村鑑三の著書『代表的日本人』で知りましたが、何故、内村鑑三が先生を選んだのか本を読むだけではピンと来なかったので今回たずねました。

記念館へ入ると奥から子供達の大きな声が…よく聞いてみると騒ぎ声ではなく『論語』でした。こちらが感心していると学芸員の方が『この地域の小学校では三年生から中江藤樹先生のことを学びます。その一環で素読をしてます』とのこと。

その後、本に出てくる親孝行の話や馬子の落し物を届けて返礼を受け取らなかった話を伺いました。

しかしそれだけでは何故『代表的日本人』に書かれるほどなのかピンときませんでした。
その疑問を解消してくれたのは学芸員さんの話でした。

中江藤樹先生の生きた時代は江戸初期。徳川家康による江戸幕府が開かれてまだそれほどたってません。戦国時代の気風がまだ残っている時代でもありました。そして当時はまだ学問は身分の高い人たちだけのもので、庶民には必要ないと思われていたそうです。そんな中中江藤樹先生は身分の上下に関わらず、自分の学んだことを農民、町人、武士など、分け隔てなく教え、どうしても学問が足りず理解できない人にはその人のために本をカスタマイズしたようです。

学びに身分は必要なく、志のある人には誰にでも教えるスタイルをとった初めての人物だったのです。
これがまたキリスト教信仰をしていた内村鑑三の琴線触れたのでしょう。

そしてここから二百数十年後の明治維新まで脈々と流れが続いているとは思いませんでした。
posted by torianchado at 06:57| Comment(0) | 日記

2018年08月06日

伝統と革新

8月1日に宇治槙島にある丸久小山園さんの工場見学に行ってきました。
以前からずっと訪問したかったのではやる気持ちを抑えて午後の見学に参加しました。
工場には売店があり、色々お土産が売っていました。そして何故か運送業者の方が5、6人入口にいました。
荷物の出荷のためかと思いきや、抹茶ソフトクリームを買いに来てる方でした。お店で抹茶ソフトクリームの販売があり、引っ切り無しに人が来ていました。
その中で見つけたのが冷水で点てられる抹茶でした。ACEF1600-2E41-4761-9BE0-0D2B47025F06.jpeg
こちらは抹茶に特殊な方法を施して冷水でもダマにならないようにしているとのことでした。

工場の見学では抹茶のルーツから現代は抹茶ができるまでの工程を詳しく聞くことが出来ました。

そのあとは抹茶を点てる体験。自分で点てたお茶と抹茶団子と一緒にいただきました。
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他に抹茶ソーダや抹茶ケーキなど沢山のお土産が売られていました。

今回絶対聞いておきたかったことは葉っぱをそのまま身体に取り込む抹茶がスーパーフードのように言われてますが農薬、 肥料などはどうしているのかたずねました。

答えは明快でした。
おそらくこれはオーガニックと同じということです。
抹茶の茶樹からは1年に一回しか目を摘まないそうです。つんだすぐに葉っぱの部分を刈り取って気を休ませるので農薬をかける葉っぱ自体がないということでした。

肥料は油粕などだそうで化学肥料は使ってないそうです。

天授という抹茶があります。こちらは最高級の抹茶です。お値段は一般の抹茶の倍以上。しかし理由を聞いて納得。このお茶は茶の品評会に出しているものでしかも機械を使わない昔から伝わる方法で作られているそうです。言わば、全て手作業。伝統的な製法の次世代への継承の意味も含め、技術を伝えるために行なっているとのことでした。伝統を守りつつ、新しいことにもチャレンジする。

帰路につき小山園さんの抹茶の美味しさの理由がよく分かりました。


posted by torianchado at 08:10| Comment(0) | 日記

2018年08月05日

つなげていく

京都にある茶道学校へ行きたいと両親に相談した時、意外にも母親は賛成してくれた。母親の実家は滋賀県の北にある小さな町だった。武家ではあったが実際は半農半士で田畑があり子供の頃は叔父と祖母が米や野菜を作っていた。母親によると曽祖父母が蚕を飼っていて養蚕もやったり布団を作って売ったり色々な仕事をしていた。曽祖父は職業軍人で早くに父を亡くした母は祖父に厳しく躾けられたと言っていた。何事も余り人のことを褒めない母に何故そのように自他に厳しいのかと聞いたら『子供の頃から武家流の躾を受けてきたから、勝って兜の緒を締めよ』ということらしい。
祖母は80歳を過ぎても日本舞踊の会に出ていた。文化的なものが好きなのは母親の家の流れかもしれない。
やがて世代が変わってもあったことのない先祖が嗜んでいたことに現代生きている自分が惹かれて習い事を始めたのはそのせいかもしれない。
やがて自分も次の世代の前の時代の人になっていく。その時未だ見ない未来の子孫が茶道の良さに共鳴してくれたら嬉しい。だから今出来ることを懸命にする。
posted by torianchado at 08:22| Comment(0) | 日記