2022年05月26日

見えること見えないこと

和菓子の表現は抽象的で見方によっては色々なものにみえる。黄色いお菓子なら山吹にも見えるがこれが冬になると臘梅と見立てても面白い。緑とピンクのかけ分けの金団は春先は柳緑花紅、5月になれば牡丹の花と葉の色にも見える。
答えはいくつもあっても面白いと思う。最近写真うつりの良いお菓子が沢山出回っています。これも今の時代の流れとして良いものです。個人的には綺麗なものは好きで綺麗なものに囲まれて過ごせたらいいなと思うのですが、写真の情報が多すぎてちょっとお腹いっぱいな感じがしている今日この頃です。
考えてみると普通に生活していて綺麗なものは目の前に溢れていてそれだけで充分なはずなのに手軽に見れる写真で際限なく情報が入ってくるので綺麗すぎるものに彩られて生活しすぎてるのだとおもいます。
昔好きなボーカルの方が『写真にはうつらない美しさがある』と歌ってるのを聴いてすごく感動しました。
何かを見て、頭の中でその何かが目の前に現れるまでのプロセスや、
置かれる場所や一緒に置いてあるもので印象がずいぶん変わります。
だから、『これは〇〇です』とか『〇〇するための〇〇』のようなハウツーはあまり必要ではなくて
素敵なものは素敵だと言える自分の考えでいけばいいのだと思います。
時には誰かの後押しも必要ですが、他人の生き方では本当の幸せは難しいのです。

お茶を中心に置きながらその中で自分らしい生き方をそろそろ見いだして行ってはどうでしょう。
見えないことって大切なんです^^

posted by torianchado at 18:40| Comment(0) | 日記

2022年05月17日

基礎があるからこそ

裏千家学園で茶事の授業は二年生の時から行われます。
そもそも稽古、茶会以外にお茶の作法があるのをその時初めて知りました。
そしてその準備の道具出しから、梱包、指導の先生、事務所の先生、桐陰席の管理人さんへの前礼後礼
茶事終了後の道具干し、点検。こんな大変なことは正直やることがあるのだろうかと思いました。

そして今、お弟子さんができて、稽古をつけて、茶会や茶事を自分で主催してできるようになってきました。
一人前とまではいかないのですが、自分も自ら行ない、人にも伝えて行けるようになり50を超えてようやくお茶の基礎が組み立てられてきました。

これも全て学園、水屋、師匠の教えがあつたからこそです。

お茶の楽しみ方は沢山ありますが基礎をしっかりと学んでおいたお陰で応用が理解できてより深い
お茶の楽しみ方ができるのです。

習い始めて20年以上学び続けてそれ以上でようやく少しお茶について人様にも紹介できるようになりました。

お茶は長い道をじっくり歩んでいくものです。
心を柔らかく、いつも疑問を背負って。
posted by torianchado at 00:31| Comment(0) | 日記

2022年05月04日

野点の楽しみ


お茶を教える仕事にしているとお茶にもたくさんの考え方があること、それをしっかり整理して伝えないといけないとも思います。
450年ほど昔の歴史的な逸話から現代に至るまでの流れの中でさまざま変化があり、その流れを残したまま厚みを増しているのがお茶の道だと今の段階では考えています。本や茶事、茶会から気づきが有ります。
茶事、茶会、稽古はそれぞれに違う作法がありすべて正解ということを理解する必要があります。

茶事は稽古茶事は教本がありその流れに則って行われます。先ずは教本通りの作法を学びますが、亭主なのか、客なのか、そして客も正客か連客かお詰かで作法が異なります。
沢山体験をして稽古ではない茶事に臨むと良いです茶事は条件も教本とは異なるのでここからは体験していくことで学ぶことができます。なかなか緊張しますがこの学びこそがお茶の楽しみです。教本はあくまで一例なので茶事で何が行われるかを理解するためだけのものです。茶事に招かれたら手順や教本の順番を確認するより亭主の趣向や思い入れをどう感じるかに重きを置かないともったいないことになります。
茶事は主催したり、招かれたりする人間関係を築くことが大切です。流儀の違い等は気にしない方が良いのです。茶事を楽しみたい茶友に出会えることがお茶を学んでいて最も有難いことです。

自分は茶事がこれからの時代人気に成るのではないかと思っています。
続きはまた次に書きます。
posted by torianchado at 18:51| Comment(0) | 日記

2022年05月02日

茶事

今日は肥後古流の茶人の江上さんの茶事に宗徧流正伝庵家元の岩田宗匠の連客としてお邪魔しました。
武家のお殿様のためのお点前、所作の違いも沢山ありましたが概ね6時間を越える茶事で時間の経つのを忘れてしまうくらいゆったりとリラックスして、そして楽しむことのできた心に残る茶事でした。
と同時に今の自分の至らなさと未熟さを痛感し、良い刺激となりました。
まだまだ迷いもあります。勉強不足もあります。
これで終わりということは無いのです。ずっと学び続ける。好きだから。
良い機会に恵まれた初夏の1日でした。

posted by torianchado at 23:54| Comment(0) | 日記

2022年04月30日

これでいい

子供の頃、赤塚不二夫さんの天才バカボンをテレビでよく観ていました。ただ面白いから観ていたのですが、大人になってからバカボンパパの『これでいいのだ』のセリフが重みを増してきました。人生の折り返しをもう過ぎてだんだん心にも柔軟さが無くなり、こだわり、自我に多く支配されるようになってきた近頃ですが、自分なりには『できるだけ心素直に』と思い日々過ごしています。自分の歳の積み重ね、世間の見る今の自分、だんだん固定化されていくのかなとも思います。もう迷ってら時間もあまり残されてはいません。とにかくやることをやるだけの人生です。いくつになっても迷ったりすることもあります。そんな時思い出してみてください『これでいいのだ』を。
posted by torianchado at 22:53| Comment(0) | 日記