2019年09月16日

秋の過ごし方

秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風のおとにぞおどろかれぬる

朝起きて窓を開けて風を感じてみるとすっかり秋の色
夜晴れた日空に目を向けると十六夜の月が雲間から時折見える。

秋にもちろん色などないが、人の心には秋が赤や黄色、橙色に写る、それはやがて散りゆく熟成した木々の葉の色に人生の秋声を重ね後幾多年同じ景色を感じられるかと想いを馳せるからかもしれない。

昨日は稽古がありました。

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太市のお菓子で『月ま』というお菓子を使いました。

いにしえから祖先たちは不完全なものにこそ美を見出しました。そこには未来があるからです。
完成されたものは点でその先はありません。頂点のまま緊張したままあり続けるのです。とても不安定さを感じます。しかし不完全なものには可能性を感じます。
冬の枝先に春を待つ蕾に美しさを、また夜の暗闇に朝が来る希望を見出します。
それがお茶の良さです。
posted by torianchado at 07:41| Comment(0) | 日記

2019年09月13日

日本橋プラザ呈茶

月夜見の光を待ちて帰りませ 山路は栗のいがの多きに

中秋の名月を見ようと外に出て空を仰いだ。
雲がかかり、風情がある秋の空。ほんの少しだけ空を見上げ月が雲間から現れるのを待ってみた。
良寛の俳句が脳裏に浮かんだ。

昨日と今日東京駅からほど近い、日本橋プラザにて滋賀県観光局からの依頼で社中のみなさんと
お茶を呈茶してきました。

滋賀県人会でお世話になっている内田真由子副理事長からのお話で今回滋賀県のお茶のPRを手伝って欲しい
との依頼で実現したイベントで2日間で約400人の方にお茶を差し上げました。

生産者の方、加工業者の方、ろくろ体験の陶工の方みんなで一緒に作り上げた意義のあった2日間でした。

今回集まった全員が共通して持っていたものそれは『好き』という意思でした。
社中の皆はお茶ご好き、生産者の方もお茶が好き、お菓子が好き。陶工の方はやきものが好き、主催者の方々は滋賀が好き。
好きと言う気持ちに理由はありません。ただ好きだけでこれほど良い雰囲気でお茶を紹介できたのは
皆の中に人のために何かをすることがどれほど幸せかわかる人たちだからだと改めて周りの環境に感謝しました。
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posted by torianchado at 21:53| Comment(0) | 日記

2019年09月11日

生け花講習会@茶道会館

日曜に茶花を生ける講習に行ってきました。
花を生けることが好きになったのは茶道学校の二年生の時。山藤宗山先生の茶花の本の写真を見てその美しさ、奥ゆかしさに感動し、とりあえず写真と同じように花を真似して入れました。何度も入れていると花を入れる場所、どれをメインにするかなどのコツがまるで先生に教えてもらっているかのようになりました。メインになる花また、それを引き立て、引き立てることで自ら引き立つ花。日本の花は調和美です。
とても良い一日になりました。
花を入れ先生に直してもらいその後お抹茶をいただきました。
楽しかったので、次回も楽しみです!

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床の間に置いてみた鵜籠

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掛け花入でも

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桔梗

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抹茶

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ステキな茶碗
posted by torianchado at 08:30| Comment(0) | 日記

2019年09月07日

子供クラス 花月稽古

元禄時代人々の生活は豊かになり茶道を嗜む人が増え、新しい稽古の方法が作られた時代です。表裏両千家
では七事式というグループで行う稽古が新たに考案され今も多くの人に茶道の素晴らしさを伝える修練の1つになっています。
子供クラスで花月の稽古をしました。
江戸時代にどれくらいの子供たちが茶道を嗜んでいたのか定かではありません。

しかし、老若男女問わず稽古できる点前です。
私自身茶道専門学校一年生の夏まで七事式を知りませんでした。
スラスラと点前を行う同級生に驚きと焦りを感じたのを覚えています。
その年の夏、地元の先生のところの門を叩き一ヶ月ほぼお茶漬けの日々を送り、休み明けには
クラスメイトについていけるようになりました。

子供クラスでも楽しめるようになるといいです。


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posted by torianchado at 21:46| Comment(0) | 日記

2019年08月30日

信楽再訪

少し前のことになってしまいましたが、地元にいた頃よく通っていた信楽のうつわ屋さがらさんを実に20年振りに訪ねました。
茶道専門学校に入学する前に焼き物の器に大変興味があり、こちらによく通いました。

店主のさがらさんは、知識が豊富で、陶器の焼き方、穴窯、電気窯、木炭窯のこと、
焼成温度、酸化還元焼法のこと、作家のこと、たくさんのことを教わりました。
私の焼き物の基礎知識はこの方から教わったことがベースになっています。

また、最近は自分で焼き物の作陶を始めたと聞きました。

腕の良い作家を自分で探し、育てる。そんなさがらさんの姿勢が好きでした。
ここ数年でお気に入りの作家さんが数名他界されたと聞いて複雑な気持ちになりました。

しかしお店の商品はどこか少し不完全でぼやけていて、相変わらず見る人、触れる人に安心感を与えるものばかりでした。

次にまたいつこれるか分かりませんが、その時には信楽の里を訪ねたいです。

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posted by torianchado at 13:24| Comment(0) | 日記