2020年06月20日

型から形そして離れて

守破離、茶道の稽古でよく耳にする言葉です。
はじめは先ず型を守ることから始めその思想やこだわり型を身に付けることに終始集中します。
やがて、学び尽くしてから基本を踏襲しつつそれを基礎として離れていく工夫を必要とします。
離れつつも基本を忘れない段階です。
やがて、鍛錬も満ち足りて、できることも確固たる確信が湧いてくる時に
離れる時期が訪れます。
ところが離れるのはとても勇気がいります。
離れられるのは前段階で学んだ型が形となり、やがて教えをどうしてもこだわりの捨てられない部分が現れてかきます。個性です。
離れる段階になると全ての言葉や行いは自分自身の責任になります。
しかし、その責を負わないところに根拠のある自信は生まれません。
自信は二次元的な知識やネットで得た情報よりも三次元もしくはもっと立体的に体験した
ことから得れるものだからです。

もうすこしで手が届きそうなら離れる勇気を。
これも全てお茶で学んだ財産です。

posted by torianchado at 16:56| Comment(0) | 日記

2020年06月16日

茶会のこと

大寄せ茶会の歴史は豊臣秀吉の北野大茶会あたりにあるらしいと聞いたことがあります。
記録によるとクジで当たった民衆に800碗くらいのお茶を振る舞ったらしいのですが.30人のお茶を点てるだけでもかなり大変ことだったのは容易に想像がつきます。

近代に入り大名家からの宝物の売りたてが頻繁に行われて、当時の数寄者がその道具を披露するために
たくさんの人を招いて催したのが今の茶会。
お茶が文化としてまた社交の場としての役割をはたしてきた役割は大きいです。

そんな茶会もコロナの影響で変化するかも知れません。

どのように距離をとって行なうのかこれから思案するところです。

しかしお茶は二次元的なものではなく人と人とが同じ空間を共有する三次元の世界です。
オンラインを使った新しいスタイルは昔熱心に稽古に通っていてくれた古い社中のみんなと
繋ぎ直してくれました。
科学技術と伝統の融合が新しい何かを作り出すのが楽しみです。

とにかくお茶会がしたいです。
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2020年06月13日

梅雨

6月からようやく稽古が再開しました。いつもなら5月の新緑の時期に爽やかな初風炉で迎えるのですが、今年は梅雨入りと共に風炉の季節を迎えました。

盆地の京都では梅雨の時期風が通らずうだるような暑さでした。
平安時代から始まる祇園祭は疫病が流行った時に病気を打ち払うために始まったとされています。
科学の発した現代では、お払いや願掛けの効果はそれほど期待されずにやむなく中止になってしまいました。

去年まで嵐の如く訪日客が日本各地を訪れていたのが嘘のように静かな街の様相に時間が巻き戻されたような
感覚に戸惑ってしまいます。

夜の10時頃になると近所のお店も軒並み明かりが消えています。

そんな中、ゆっくりと稽古が再開しました。

ウィルスを撲滅するから共存する選択肢に時代の流れは舵を切りつつあります。

閉塞感と開放感が入り混じり、慎重に自分で考えて行動する機会が増えました。

先ずは自分を大切にし、お互いに思いやって行動することで共存という生き方が
新たな生活様式になっていくのでしょう。

物理的な距離だけでなく心の距離も一線を持って相手の心の中に立ち入りすぎない
いい人とのま

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2020年06月03日

稽古再開

6月になりました。
久しぶりの稽古再開です。

昨日は師匠啄木の稽古も再開して実に2ヶ月振りに同じクラスの仲間と顔を合わせました。
自分の意思とは無関係に強い力で流れが変わることを何度か経験しましたが今回の流行病の蔓延もまさに
同じ流れでした。
久しぶりの炭手前、運び濃茶の稽古が心地良い緊張感をつくり、仲間の話し声、師匠の指導どれをとっても新鮮でした。
お茶の稽古のなんとなく心地よい行き過ぎない距離感、稽古に行くといつも謙虚な自分になれる。自分を低く置いて、他人を思いやる気持ちが湧いてくる。自分が自分でいられるそんな場所が稽古場です。

こんなに素晴らしい世界を1人でも多くの人と共有できればどれだけ素晴らしいだろう。
そうすれば、みんな今より少しだけ、人にやさしくできる。

posted by torianchado at 16:19| Comment(0) | 日記

2020年05月24日

静かな朝

緊急事態宣言が出されてから生活が一転しました。慌ただしく子供達を学校に送り出していた毎日が懐かしくすら感じます。今まで当たり前にあったコトが終わりを迎え、想像もつかなかったモノが始まる。
大規模な明治頃、大手財閥の数寄者たちのが行なっていたことがもとになっている、大人数の茶会も
コロナで人との距離を取ることを考えれば、招待するお客様の人数を制限したり、数日にわたって茶会を
催すことも考えていかないといけないでしょう。
3月から自宅で過ごすことが多くなってから毎朝感じるのは空気がキレイ。
今年は花粉症の症状も出す、改めて無理のない暮らし方が見直される時期だと思いました。

6月からは通常通り稽古を再開します。

1日も早く新しい日常が始まるのを楽しみにしています。

posted by torianchado at 12:22| Comment(0) | 日記