2022年08月16日

3本足のアルパカチャッピー

久しぶりの休暇八ヶ岳に来ました。普段はルーティンのコースがあるのですが今日は小淵沢のアルパカ牧場にお邪魔しました。ペルーの高原に生息するアルパカ、もともと寒い気候で暮らしている動物です。
園長さんと思しき方が近づいてきて一匹のずっと寝ているアルパカのチャッピーの話をしてくれました。
生まれた時から足を骨折していたらしく普通の動物園ならそのまま処分の対象にもなりかねない、世話も大変で長生きできるかもわからない。牧場では責任持って世話をするということで、そのまま受け入れしたようです。
そのまま他のアルパカたちと同じように生活をしており、愛想も良いアルパカで牧場の人気者だそうです。
そして訪れた人からたくさん愛されて、食べ物をもらう。とても生き生きしていました。

人も生まれ持った運命がありますが全てそれで決まるわけではなく運命の存在なるものを認識しつつも希望を持って生きていく、それが我々に与えられた生きる意味なのです。

働いて、好きなことを見つけてそれに夢中になって楽しんで、また働く。
それが生きる原動力なのです。
とにかく好きなことを楽しむことが1番大切です。

posted by torianchado at 17:20| Comment(0) | 日記

2022年08月14日

因果

何か一つ始める。そうすると始めたことによって何かが動き出す。その大きさに応じて波が立ち風を起こす。
運の良し悪しや運命の神の見えざる手もあるだろうが、自分の行動した結果が今目の前で起こっていることなのです。
その時代の流れは人の感情の作り出すものです。行動したことが時代に合えば受け入れられて多くの人に何かしらの影響を及ぼす。受け入れられなければその時は時期を待つのが良い。
お茶の指導者を生業にしてますがお茶を点てて誰かに差し上げる、そんなシンプルなことですが
難しい。何かと趣向を凝らしてやってみたりするが最後はやはりお茶を飲んでくれる仲間が必要なのです。
少しの季節感とゆったりした心持ちが有れば十分だなとこの頃思います。
何事も中庸になんとなく良かった。と思えるお茶を目指して。それも日々の積み重ねから。
posted by torianchado at 14:15| Comment(0) | 日記

2022年08月08日

初めから

今日は寝坊してイベントに向かったのですが間に合いませんでした。通常はギリギリですがなんとか間に合うような時間を見積もって出かけるのですが、予想以上の交通渋滞に巻き込まれてしまいました。
楽しみにしていたことであればある程残念な気持ちも大きいものです。
しかし、一緒に出かけた家族のせいにしたりするのは間違いです。

自分に起こる全てのことは大抵自分が引き起こしているからです。
正面から受け入れて次はどうしようかと考えて答えを出して、それで終わりです。

あとは好きな音楽を聞いて、抹茶を飲んだら気分を切り替えて考えるのをやめる。
文章で書くと簡単ですがなかなか難しい。

でも、生きることは修行だからこれで良いのだと思います。

さぁこれからどうやってゆっくり時間を過ごすか。
考えるだけでも楽しくなってきました。


posted by torianchado at 11:25| Comment(0) | 日記

2022年08月02日

教え続ける

夏の暑さからか時折後ろ向きになることもあります。大抵は『睡眠』『美味しい食事』『好きな音楽』で回復できますが
教えていく中でうまくマネジメントをすることや、社中の方により良い稽古場として内容を吟味していくことは考える時間も必要で集中力も必要てす。
八方塞がりになってしまうようなそんな時は問題が次々蓄積され積み上げられていきます。
そのまま時間だけ過ぎていくような気持ちになることもありますが、念じていれば必ず道は開けてくる、今まさに
成長の時だと思えばそうそう心が折れることもありません。
先月、裏千家学園時代お世話になった講師の濱田先生にお手紙を出したところ、先生から電話を頂戴しました。手紙での返事ができないので電話をしたとのこと。とても懐かしく、また教えていくことで勉強になるから幾つになっても学べるとアドバイスまでいただき感動しました。
教えることは教わること、よりお弟子さんに学んで良かったと思ってもらえる稽古場作りの師匠はお弟子さんです。
皆さんの気持ちと寄り添い共に成長していける社中を目指して今日も教え続けたい。
続いてこそ道とはまさにその通りだと思う。
posted by torianchado at 20:00| Comment(0) | 日記

2022年07月27日

いつものように

コロナ前までは世界がまるで一つになってつながっている感覚になっていました。ウイルス感染が日常化し価値観まで変わりつつあります。しかし人の営みは昔からそれほど変わってないと思います。
朝起きて、食事をして仕事をし、夜には風呂に入って眠る。
生きるために、仕事をして食事をする。それだけの単純なことです。
しかし人はそれだけでは生きてはいけません。芸術などの文化的活動があって目には見えないですが確実にある心や気持ちを満たすことも経済と同じくらい大切です。
茶道はいろんな側面を持っていますが行なう内容は人を招いて食事を差し上げてお茶を振る舞うということです。
食事は普段通りの食事を旬の食材を使って差し上げる。その後のデザートが和菓子になります。
忙しい毎日だからこそ食事を差し上げて、お茶を飲みながら日常から離れるお茶が人の『こうだったらいいのに』を満たしてくれるのです。食事、道具の鑑賞は美術館ほどではないにしろ、普通よりもはるかに美しい茶道具を実際に手に取って鑑賞することができます。道具は亭主の気持ちを代弁しますからいい加減なモノではやはりいけない。
そのように紡がれてきた伝統が側にある暮らしこそ茶のある暮らしです。

お茶が良いのは日常の中で感じられる美しさがあるからです。
写真ではわからないです。きれいなものとは違う美しいものの姿。
posted by torianchado at 10:53| Comment(0) | 日記