普段は重要文化財で入ることができない美術館の茶室『光華』。
冷房もなく昔の生活はこのようだったのだろうと思わせる体験となりました。とても暑かったということです(^_^;)
茶道の稽古は点前の稽古に重点がおかれますが、茶室の中での客の所作については稽古をすることが
少ないのが現状ではないでしょうか。
亭主ぶり、客ぶりはどちらも茶道人としての力量が問われる部分で有ります。
稽古で主客の役を演じるのはなぜでしょうか。
稽古は本当の茶会、茶事に備えるための稽古である方が望ましいのです。
習い事として通う事で日常から離れた時間を過ごすことはできますが、お茶をもっと楽しめるのは
『茶事をする』『茶会をする』お互いに招き招かれできる茶友がいること。
毎回道具が新しくならなくても、メンバーが変わらなくても会を重ねるごとに歴史ができて
無常の世の中で同じ時間を共有することはとても心が豊かになっていきます。
人が生きるのは自分の足りないところに気づいて
それを克服して昨日より今日明日へより成長するために生きているのです。
自分はお茶を人生の指針にして生きる生き方を選択しましたがとても人生が豊かになりました。
そんな茶道に対する思いと情熱を持って今日もお茶をしています。
